Last-modified: 2023-07-12 (水) 23:05:13 (72d)

【Ka-27】(かもふにじゅうなな)

Kamov Ka-27

ソ連のカモフ設計局で開発された対潜ヘリコプター
NATOコードは"Helix(へリックス)(螺旋の意)"。

初飛行は1973年。艦載型対潜ヘリコプターとして開発された。
ローターKa-50Ka-25と同じく二重反転ローターを採用しているが、Ka-25よりも胴体が延長されており、また、夜間や悪天候下での作戦能力の強化や自動ホバリング機能の採用などが行われている。
また、対潜ヘリコプター以外にも救難ヘリコプター型のPS型やレーダー・ピケット任務型のKa-31、輸出用ダウングレード型のKa-28など派生型も多数開発されている。

スペックデータ(Ka-27)

乗員1〜3名+専門家2〜3名
容量ペイロード4,000kg(Ka-32)または兵員16名(Ka-29)
全長11.3m
全高5.5m
主ローター直径15.8m
主ローター面積392.2
空虚重量6,500kg
総重量11,000kg
最大離陸重量12,000kg
最大兵装搭載量800kg
エンジンクリーモフ設計局 TV3-117ターボシャフト×2基
推力2,230hp(1,660kW))
最大速度270km/h
巡航速度205km/h
海面上昇率750m/min
実用上昇限度5,000m
ホバリング高度限界3,500m(OGE)
航続距離432nm(機内燃料のみ)
戦闘行動半径200km(対潜哨戒作戦時)
兵装
(Ka-27)
対潜魚雷(AT-1M,VTT-1,UMGT-1"Orlan",APR-2"Yastreb")×1発
またはソノブイ(RGB-NM,RGB-NM-1)×36発
兵装
(Ka-29TB)
GShG-7.62 4銃身7.62mm機関銃ガトリングガン)×1基(弾数1,800発)
2A42 30mm機関砲×1基(弾数250発)
外部ハードポイント4基に以下の兵装を搭載可能
ロケット弾ポッド×2基
爆弾
ガンポッド
9K114「シュトゥールム(AT-6「スパイラル」)」ATGM4連装発射器×4発
アビオニクスレーダーMADまたはディッピングソナーソノブイ


派生型

  • 軍用型
    • Ka-25-2(Ka-252):
      初期のプロトタイプ。

    • Ka-27K:
      対潜型のプロトタイプ。

    • Ka-27PL "Helix-A":
      対潜ヘリコプター型。

    • Ka-27PS "Helix-D":
      捜索救難ヘリコプター型。
      対潜機材を撤去し、吊り下げウインチを装備。

    • Ka-27PV:
      Ka-27PSの武装型。

    • Ka-27M:
      PL型の改良型。
      FH-A(Lance-A)アクティブフェイズドアレイレーダーを搭載し、コックピットや音響・磁気センサーなど各種機材が近代化された。
      レーダーは胴体下に搭載されている。

    • Ka-28 "Helix-A":
      Ka-27PLの輸出型。
      PL型と同等の仕様だが電子装備はダウングレードされている。

    • Ka-29TB "Helix-B":
      突撃輸送ヘリコプター型。兵員16名を輸送可能。
      武装として機関銃ロケット弾対戦車ミサイル爆弾を搭載可能。

    • Ka-29RLD:
      Ka-31の再設計型で初期の空挺部隊仕様。海上監視に使用。

    • Ka-31 "Helix-D":
      早期警戒ヘリコプター型。
      胴体下部にE-801M"OKO*1"早期警戒レーダーの折り畳み式プレーナーアレイアンテナを装備している。
      コックピット下にあった電子センサー装置は撤去され、降着装置は引込式になり、レーダー使用時に干渉しないようになっている。

      • Ka-252RLD:
        Ka-31のレーダーピケット型。

      • Ka-31R:
        現在ロシア海軍で使用されている型。

      • Ka-35:
        Ka-31Rの陸上運用型。
        コックピットが近代化され、新しい航法・通信システムやデータリンクを搭載。
        L-370「ビデブスク」アクティブ防護システムを搭載。

  • 民間型
    • Ka-32A:
      民間輸送ヘリコプターの初期生産型。

    • Ka-32A1:
      消防ヘリコプター型。消火用バケットを装備。

    • Ka-32A2:
      警察仕様。サーチライトと拡声器を装備。

    • Ka-32A4:
      捜索救難ヘリコプター型。

    • Ka-32A7:
      Ka-27PSの武装型。

    • Ka-32A11BC:
      カナダ・中国・ヨーロッパ向けモデル。
      クリーモフ TV3-117MAエンジンとグラスコックピットを搭載。

    • Ka-32A12:
      スイス向けモデル。

    • Ka-32C:
      詳細不明の改良型。

    • Ka-32M:
      クリーモフTV3-117VMA-SB3(出力1,839kW)エンジン搭載型。Ka-32-10の後継機種。

    • Ka-32S "Helix-C":
      民間向け汎用輸送・捜索救難ヘリコプター型。機首レーダー付。
      石油プラットホームや船舶との連絡に使用される。

    • Ka-32T "Helix-C":
      汎用輸送ヘリコプター型。乗員2名と乗客16人が搭乗可能。

    • Ka-32K "Helix-C":
      民間向けクレーン付ヘリコプター。格納式のゴンドラを装備。

    • HH-32:
      Ka-32A4の韓国空軍向け。戦闘捜索救難に使用される。


*1 «Око»:目の意。

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