Last-modified: 2024-03-20 (水) 14:45:46 (38d)

【空挺部隊】(くうていぶたい)

Airborne/Para-trooper.

「空中挺進部隊」の略。
空挺降下による展開を想定して編成された歩兵部隊
航空機によって敵の戦線や山岳・大河・海などの要害を飛び越えて空挺降下し、敵地の後方に浸透する事を主任務とする。
その後は現地に空挺堡を構築して防御戦闘を行いつつ、可能なら兵站破壊や敵前線包囲にかかる。

輸送機の性質上、あまり重量のある兵器は展開させることができず、装備はあまり潤沢でない。
現代では車輌を降下させる事も可能だが、重量制限は非常に厳しく、主力戦車自走榴弾砲を持ち込むのは不可能に近い。
そのため、友軍との連携が断たれればすぐさま敵中に孤立し、玉砕降伏の憂き目を見ることもままある。

想定される任務状況が特に危険で過酷であるため、訓練もそれを想定した高度かつ過酷なものとなる。
訓練を修了できない人材を撥ねるために厳しい入隊審査が行われ、結果的に精鋭部隊・エリート部隊とみなされる事も多い。
また、空挺降下という任務の性質上、特殊部隊の母体となる事もある。

関連:マーケット・ガーデン作戦 ヘリボーン

各国の主な空挺部隊

日本

アメリカ合衆国

ロシア連邦

  • ロシア連邦空挺軍(露:Воздушно-десантные войска Российской Федерации)
    • 第7親衛山岳・空中襲撃師団
    • 第76親衛空中襲撃師団
    • 第98親衛空挺師団
    • 第106親衛空挺師団
    • 第11独立親衛空中襲撃旅団
    • 第31独立親衛空中襲撃旅団
    • 第56独立親衛空中襲撃旅団
    • 第83独立親衛空中襲撃旅団

フランス

ドイツ

  • 即応戦力師団(独:Division Schnelle Kräfte)(陸軍)
    • 第1空挺旅団
    • 第11空中機動旅団(オランダ陸軍との共同旅団)

カザフスタン

  • 空中機動軍(香:Аэроұтқыр әскерлері)
    • 第35親衛空中襲撃旅団
    • 第36空中襲撃旅団
    • 第37空中襲撃旅団
    • 第38空中襲撃旅団

イタリア

  • フォルゴーレ空挺旅団(伊:Brigata Paracadutisti "Folgore")(陸軍
    • 司令部及び戦術支援隊(隷下に本部中隊と通信中隊の二つが存在)
    • 第183空挺(歩兵連隊「ネンボゥ」
    • 第186空挺(歩兵)連隊「フォルゴーレ」
    • 第187空挺(歩兵)連隊「フォルゴーレ」
    • 第3騎兵連隊「サヴォイア竜騎兵」
    • 第185空挺砲兵連隊「フォルゴーレ」
    • 第8空挺工兵連隊「フォルゴーレ」
    • 兵站連隊「フォルゴーレ」
    • 空挺訓練センター

ポーランド

  • 第6空挺旅団(波:6 Brygada Powietrznodesantowa)(陸軍)
    • 第6指揮大隊
    • 第6空挺(歩兵)大隊
    • 第16空挺(歩兵)大隊
    • 第18空挺(歩兵)大隊
    • 第6兵站大隊

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