Last-modified: 2022-10-26 (水) 21:06:24 (33d)

【テセオ】(てせお)

Teseo/OTOMAT.

「テセオ」はギリシャ神話に登場するアテネ市の王「テーセウス」のイタリア読み。

イタリアのオットー・メララ?社とフランスのマトラ?社によって開発された対艦ミサイル
現在では、MBDA社が製造している。
輸出名称では「オトマート(OTOmelara MATraの略)」と呼ばれる。

誘導方式は慣性誘導とXバンドを使用したアクティブレーダー誘導を採用している。
また、初期型のMk.1では中間誘導が不可能なため射程が短かったが、Mk.2はヘリコプターなどによるGPSもしくはレーダーによる中間誘導が可能になっている。
イタリア海軍の各艦艇のほか、マレーシア海軍などで採用されている。

スペックデータ

テセオ/オトマート
種別中距離地対艦/艦対艦ミサイル
全長4.66m(Mk1)
4.46m(Mk2)
直径46cm(ダクト前方)
翼幅1.19m
発射重量770kg(ブースタ付)
射程60km(Mk1)
180km(Mk2)
300km(テセオ3)
巡航高度20m
速度マッハ0.9
推進方式ターボジェット
エンジンチュルボメカ アルビゾン(Arbizon) (TR280) ターボジェット
制御方式空力フィン
弾頭半徹甲弾(210kg)
信管着発または近接
誘導方式慣性/Xバンド・アクティブ誘導
(Mk.2ではGPSもしくはレーダーによる慣性更新あり)


ミラス
種別対潜ミサイル
全長460mm
1,060mm(ブースター装着状態)
直径6m
重量800kg
射程35km
60km(最大)
推進方式ターボジェットサステナー+固体ロケットブースター
誘導方式慣性+指令誘導
速度300m/s
弾頭MU90「インパクト」対潜魚雷


主な配備国

  • イタリア海軍
    • アウダーチェ級駆逐艦
    • デ・ラ・ペンネ級駆逐艦
    • アンドレア・ドーリア級駆逐艦
    • ルポ級フリゲート
    • マエストラーレ級フリゲート
    • カルロ・ベルガミーニ級フリゲート(2代)
    • スパルヴィエロ級ミサイル艇

  • フランス海軍
    • ル・ノルマン級フリゲート「ル・バスク」(試験搭載)

  • リビア海軍
    • 「ダット・アサワリ」(英ヴォスパー・ソーニクロフトMk.7型)
    • ワディ・ムラク級コルベット(伊フィンカンティエリ550型)

  • サウジアラビア海軍
    • アル・マディーナ級フリゲート

  • バングラデシュ海軍
    • 「バンガバンドゥ」(韓国 蔚山級フリゲートの派生型)

  • マレーシア海軍
    • ラクシュマナ級コルベット(伊フィンカンティエリ550型)

  • エジプト海軍
    • ラマダン級ミサイル艇(英ヴィタ型高速戦闘艇)

  • ケニア海軍
    • ニャヨ級ミサイル艇(英ヴィタ型高速戦闘艇)

  • ナイジェリア海軍
  • ベネズエラ海軍
    • マリスカル・スクレ級フリゲート(元・伊ルポ級)

  • ペルー海軍
    • カルバハル級フリゲート(元・伊ルポ級)

  • イラク海軍
    • アサド級コルベット(伊フィンカンティエリ550型)

派生型

  • テセオ(オトマート)Mk.1:
    データリンクを持たない初期モデル。射程60km。
    1976年から配備開始。

  • テセオ(オトマート)Mk.2 Block機
    データリンクが搭載された初期モデル。射程180km。
    1978年から配備開始。

    • テセオ(オトマート)Mk.2 Block供
      折り畳み式の主翼を持つモデル。発射筒1基につき2発の搭載が可能になった。
      1980年代に配備開始。

    • テセオ(オトマート)Mk.2 Block掘
      新型のINSシステムやブースター用の安全な固体推進剤の採用、艦船とのデータリンクが搭載されたモデル。

    • テセオ(オトマート)Mk.2 Block検
      テセオMk.2/Aとも呼ばれる最終モデル。射程180km。
      ヘリコプターデータリンクが廃止され、中間誘導GPSを選択可能として、対地攻撃にも対応した。
      また、電子防護能力の強化や攻撃プロファイルの精緻化(3次元的ウェイポイントの設定や同時弾着射撃(TOT)能力の確保、要撃回避機動の導入)が図られている。

  • テセオ(オトマート)Mk.3/NGASM/ULISSE:
    長距離モデル。
    ステルス性を持ち、レーダーGPSと連動したIRSTセンサーを装備、対地攻撃能力を持つ。
    1990年代に開発が始まったがコスト増により開発中止。
    アメリカ海軍も興味を示したが採用されなかった。

  • ミラス(MILAS):
    対潜ミサイル?型。射程55km。
    ロケットとしてオトマートMk.2が使用されており、データリンク更新付き慣性誘導固体燃料ロケットターボジェットエンジンによって飛行する。
    弾頭に搭載する短魚雷には仏伊共同開発のMU90「インパクト」?を使用しているが、英国のスティングレイ?や米国のMk.46?に換装する事も可能である。


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