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- 義勇兵 へ行く。
- 1 (2012-06-08 (金) 10:24:53)
- 2 (2012-06-08 (金) 18:43:50)
- 3 (2012-06-08 (金) 23:06:02)
- 4 (2020-06-27 (土) 09:52:44)
- 5 (2022-10-26 (水) 18:18:44)
【義勇兵】 †
Volunteer.
職業でも義務でもなく、個人の自発的意志により第三者の紛争に参加して戦う人間の事。
徴兵制によって招集された兵や職業軍人など、紛争当事国の国家主権に対して奉仕を行う者は含まれない。
また、傭兵やテロリストなど、明らかに公序良俗に反する目的で活動する者も含まれない。
戦時国際法に基づく基本要件を満たすなら、正規の軍隊と同様に合法的な戦闘員として扱われる。
一方、一般に非合法戦闘員とみなされる者は義勇兵と認められない。
その実態 †
「義勇兵」という呼称には多分に自画自賛的な側面があり、その定義は曖昧である。
典型的な義勇兵は民兵の形態を取る。
最も人口に膾炙するイメージは「正規軍と連携して侵略者に立ち向かうレジスタンス」であろう。
しかし、レジスタンスはしばしばテロリストもしくは傭兵であり、「義勇」を動機としていない。
また、そもそも義勇兵が存在するためには、その活動に従事する者に対する兵站の供給が絶対に必要となる。
即ち、義勇兵の背後では必ず経済活動が行われており、それが「ボランティア」である事は普通ない。
さらには、第三国の正規軍が「義勇軍」を名乗って進駐してくる事も珍しくない*1。
もちろん、そうした他国からの義勇兵が字義通りの「義勇」のために訪れたのだと考えるのは、どうあっても無理がある。
代理戦争にせよ、国家の外交にせよ、利権誘導にせよ、背後になにがしかの戦略を持たない派兵はまずありえない。