パンアメリカン航空のバックアップ(No.3)

【パンアメリカン航空】(ぱんあめりかんこうくう) †

概要
創設	1927年
破産	1991年
ハブ空港	ジョン・F・ケネディ国際空港マイアミ国際空港サンフランシスコ国際空港など
焦点空港	ジョン・F・ケネディ国際空港マイアミ国際空港サンフランシスコ国際空港ホノルル国際空港東京国際空港（後に成田空港）ロンドン・ヒースロー国際空港など
マイレージサービス	WorldPass?
保有機材数	226機（最盛期）
同盟	未加盟
航空会社コード	IATA:PA ICAO:PAA
コールサイン	Clipper(クリッパー)
本拠地	アメリカ合衆国ニューヨーク市

Pan American (world) Airways.
アメリカ合衆国にかつて存在した航空会社。本社はニューヨークに所在していた。

1930年代以後、第二次世界大戦や冷戦期をはさみ、アメリカ合衆国のフラッグキャリアとして認知されていた*1。

1960年代に制作されたSF映画「2001年宇宙の旅」では、作中で民間運用されるスペースシャトルの運航主体として想定されていた*2。

世界の航空会社で唯一、全世界に路線網を持ち、ボーイング社のB707やB747のローンチカスタマーとなるなど、アメリカ合衆国の先進性や繁栄の象徴としても知られていたが、1970年代末期からの航空業界の自由化に対応できず*3、1991年に経営破綻した。

その後、ブランドとロゴの使用権を引き継いだ別会社が同じブランドとロゴで近距離国際線と国内線を運航していたが、それも2008年に運航を停止している。

関連：B707 B747 パンアメリカン航空103便爆破事件?

*1 ただし、1970年代までアメリカ国内線はほとんど運航されていなかった。
*2 映画の制作と同じ頃、実際に民間宇宙飛行の運航主体となることを想定し、乗客の予約を受け付けていたこともあった。
*3 高騰した人件費の削減が労働組合の反対で頓挫したことや、度重なる事故への賠償対応などが原因とされた。