【ボーイング】 †
The Boeing Company.
アメリカ合衆国・シカゴに本拠を置く、世界最大の航空機メーカー。
1916年7月15日、
1917年5月9日、社名を
創設以来、長らくシアトルに本社を置いていたが、2001年9月にシカゴへ移転した。
同社は第二次世界大戦以後、B-29・B-50やB-47・B-52といった大型爆撃機で成功を収め、そのノウハウを生かして作ったアメリカ初の四発ジェット旅客機・B707も大ヒットを記録したが、民間機分野ではダグラス社（後のマクダネル・ダグラス社）に大きく遅れを取っており、厳しい経営を強いられていた。
そして1960年代中ごろ、旅客機にも高速・大量輸送の時代が訪れようとした矢先に、パンアメリカン航空の協力のもと倒産覚悟で社運を賭けて開発したのが四発超大型機・B747であった。
同機が商業的な大成功を収めたことにより、その後、B757・B767やB777・B787といった優秀な機体を次々と世に送り出し、ボーイング社は世界有数の航空機メーカーへ成長した。
1980年代以降、すでに成熟市場であるアメリカの航空機メーカーは軍民問わず再編成が急速に進み、1996年にロックウェル・インターナショナル?よりノースアメリカンと傘下のロケットダイン?部門を買収。
更には1997年にはかつての目標であったマクダネル・ダグラス社を吸収合併するに至り、名実ともに航空宇宙業界のNo.1となった。
現在はヨーロッパの多国籍連合企業・エアバス社と次世代旅客機の開発で熾烈な競争を繰り広げている。
関連：ファントムワークス?
| 通年業績（百万ドル） | ||
| 2002年 | ||
| 売上 | 54,100 | 内民間:28,400、軍事宇宙:25,000 |
| 純損益 | 492 | 内民間営業利益:2,017、軍事宇宙:2,009 |
| 2003年 | ||
| 売上 | 50,500 | 内民間:22,400、軍事宇宙:27,400 |
| 純損益 | 698 | 内民間営業利益:707、軍事宇宙:766 |
ボーイング社のロゴ
(ボーイングWEBサイトより転載)
参考 †
- 米国ボーイング社
- https://www.boeing.com/
- ボーイングメディア
- https://boeingmedia.com/
- ボーイング社の歴史
- https://www.boeing.com/history/boeing/index.html
- ボーイング・ジャパン
- https://www.boeing.jp/
- ボーイング・コリア
- https://www.boeing.co.kr/
- ボーイング・チャイナ
- https://www.boeingchina.com/
- ボーイング・ロシア
- https://www.boeing.ru/
- ボーイング・ドイツ
- https://www.boeing.de/
- ボーイング・オーストラリア
- https://www.boeing.com.au/
主な製品 †
商用機 †
- ボーイング社製
- 旧マクダネル・ダグラス社製
軍用機 †
- ボーイング社製
- B-17「フライングフォートレス」
- B-29「スーパーフォートレス」
- B-47「ストラトジェット」
- B-50「スーパーフォートレス」
- B-52「ストラトフォートレス」
- E-3「セントリー」
- E-767
- E-4「ナイトウォッチ」
- E-6「マーキュリー」
- E-8「ジョイントスターズ」
- E-10（開発中止）
- B737 AEW&C
- T-43
- T-7「レッドホーク」（サーブと共同開発）
- AL-1（開発中止）
- C-97「ストラトフレイター」
- C-108「フライングフォートレス」（試作のみ）
- C-137「ストラトライナー」
- C-135「ストラトリフター」
- KC-135「ストラトタンカー」
- KC-97「ストラトタンカー」
- KC-767
- KC-46「ペガサス」
- P-26「ピーシューター」
- PW-9/FB（モデル15）
- F2B
- F4B/P-12
- P-8「ポセイドン」
- RC-135
- WC-135「コンスタントフェニックス」
- C-40「クリッパー」
- C-32
- VC-25A「エアフォースワン」（B747-200B・米大統領専用機）
- VC-25B（B747-8IC）
- B747-47C（B747-400・日本政府専用機（初代））
- B777-3SBER（B777-300ER・日本政府専用機（2代））
- F-22「ラプター」（ロッキード・マーティンなどと共同開発）
- EA-18G「グラウラー」
- スカイフォックス?（試作のみ）
- RQ-3「ダークスター」（ロッキード・マーティンと共同開発、計画中止）
- MQ-25「スティングレイ」
- ボーイング・インシツ社製
- スキャンイーグル
- RQ-21「ブラック・ジャック」
- 旧マクダネル・ダグラス社製
- 旧ロックウェル・インターナショナル社製
- 旧ステアマン・エアクラフト社製
- PT-13/N2S（モデル75）
- PT-13/N2S（モデル75）
ティルトローター機 †
- ボーイング社製
- V-22「オスプレイ」（ベル・エアクラフトと共同開発）
回転翼機（一部） †
- ボーイング社製
- AH-64「アパッチ」（旧マクダネル・ダグラス）
- AH-64D「アパッチ・ロングボウ」
- AH-6
- CH-46「シーナイト」（旧バートル?）
- CH-47「チヌーク」
- RAH-66「コマンチ」（計画中止）
- A160 ハミングバード（旧フロンティア・システムズ）
宇宙機 †
- スペースシャトル
- 国際宇宙ステーション?
- ルナ・オービター
- マリナー10号
- 月面車
- ボーイング376
- BSAT 1a/1b
- Telstar 3A/3B/3C等
- ボーイング601（旧ヒューズ）
- Asiasat 3/3S/4
- DIRECTV 1/1R/2/2S/3/4
- GOES*2 N,O,P（静止気象衛星）
- JCSAT 3/4/5/6/8（通信衛星）
- SUPERBIRD 4/6/C等（通信衛星）
- ボーイング702
- DIRECTV 10/11/12
- XM 1/2/3/4等（放送衛星）
- TDRS（追跡・データ中継衛星）
- TDRS-H以降
- TDRS-H以降
- 搭載機器
- 惑星探査機「マゼラン」（レーダーシステム、旧ヒューズ）
- 木星探査機「ガリレオ」（探査機子機）
ミサイル・ロケット †
- AN/TWQ-1「アベンジャーシステム」
- CIM-10（F-99）ボマーク?
- ハープーン（旧マクダネル・ダグラス）
- AGM-86「ALCM」?
- AGM-69「SRAM」
- AGM-84E「SLAM」
- AGM-114「ヘルファイア」（旧ロックウェル?）
- US ローランド XMIM-115A?
- UUM-125「シーランス」
- LGM-30「ミニットマン」
- デルタ（旧マクダネル・ダグラス）
- サターン��（ボーイング、旧ノースアメリカンおよび旧ダグラス）
- GBI?（Ground Based Interceptor）（弾道弾迎撃ミサイル）
- MA-31（Kh-31?空対艦ミサイルを改設計したターゲットドローン、少数導入）
船舶 †
その他 †
*1 計画当初、モデルナンバーには「700」が予定されていたが、広告代理店の助言で「707」となった。
*2 Geostationary Operational Environmental Satellite.
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