【ハンス・ヨアヒム・マルセイユ】(はんす・よあひむ・まるせいゆ)

Hans Joachim Marseille.
第二次世界大戦時に活躍したドイツ空軍エースパイロット
「アフリカの星」としてドイツ国内でプロパガンダの材料になり、戦後も映画の主人公になるなど、極めて高い知名度を誇る人物である。

敵の機動を予測した見越し射撃という特徴的な戦法を得意とし、「マルセイユの射撃に敵機が吸い込まれていく」とまで言われた。

彼の愛機には「ゲルプ14」といわれる黄色で描かれた14のマークが描かれていた。
この「14」という数は、本来空軍の1中隊の編成機数が12機であることからありえない数字であり、エースである彼だからこそ許された数字であった。

最終撃墜数は158機であったが、これは連合国軍の高性能戦闘機との戦いで記録されたものである。
彼の最期は、今まで乗りなれていたメッサーシュミットBf109F型から初めて乗り換えたG型に搭乗中、エンジン不調に陥り、脱出する際に尾翼と接触してそのまま墜落死した。


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