- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- はつゆき へ行く。
- 1 (2005-01-16 (日) 15:11:55)
- 2 (2005-01-26 (水) 20:11:46)
- 3 (2005-01-27 (木) 02:32:55)
- 4 (2017-05-27 (土) 13:39:20)
- 5 (2017-05-27 (土) 23:38:07)
- 6 (2017-05-28 (日) 05:02:10)
- 7 (2017-05-28 (日) 09:33:09)
- 8 (2017-05-28 (日) 21:30:37)
- 9 (2017-05-29 (月) 01:35:21)
- 10 (2017-05-29 (月) 19:06:16)
- 11 (2017-05-30 (火) 13:32:04)
- 12 (2017-05-31 (水) 02:51:02)
- 13 (2018-06-30 (土) 11:23:39)
- 14 (2020-03-29 (日) 15:55:55)
- 15 (2020-05-02 (土) 15:49:46)
- 16 (2020-07-07 (火) 03:45:09)
- 17 (2021-01-11 (月) 07:30:34)
- 18 (2021-04-08 (木) 09:33:09)
- 19 (2021-04-09 (金) 03:08:19)
- 20 (2021-04-09 (金) 17:00:34)
- 21 (2021-04-23 (金) 11:25:21)
- 22 (2021-12-28 (火) 20:45:34)
- 23 (2022-03-05 (土) 07:23:49)
【はつゆき】 †
JS Hatsuyuki(DD-122).
1980年代に建造された、海上自衛隊の汎用護衛艦。
同型艦に「しらゆき」「みねゆき」「さわゆき」「はまゆき」「いそゆき」「はるゆき」「やまゆき」「まつゆき」「せとゆき」「あさゆき」「しまゆき」の11隻がある。
本艦型は、8艦8機体制(いわゆる新八八艦隊)コンセプトに基づき、それまで護衛艦隊で運用されてきたDDK(対潜護衛艦)*1とDDA(大型汎用護衛艦)*2とを統合した艦として計画・設計されたもので、対潜・対艦・対空とあらゆる任務に対応できる兵装が搭載されている。
機関は海上自衛隊初のオール・ガスタービン推進(COGOG)方式を採用している。
また、後部甲板には飛行甲板とヘリコプター格納庫を備え、HSS-2(後にSH-60J)対潜ヘリコプター1機を搭載することができる。
なお、8番艦「やまゆき」以降の艦は、船体上部構造物の素材をアルミニウム合金からスチールに変更しており、このため排水量が若干増えている*3。
現在は老朽化により、全て艦隊からは退いているが、1隻(10番艦「せとゆき」)が「しまゆき」型練習艦として練習艦隊において運用されている。
スペックデータ †
主造船所 | 住友重機械追浜造船所浦賀工場(DD-122・DD-128・DD-132) 日立造船舞鶴工場(DD-123・TV-3519(DD-129)) 三菱重工業長崎造船所(DD-124・TV-3513(DD-133)) IHI東京第1工場(DD-125・DD-127・DD-130) 三井造船玉野事業所(DD-126・TV-3518(DD-131)) |
排水量*4 (基準/満載) | 2,950t/4,000t |
全長 | 130m |
全幅 | 13.6m |
深さ | 8.5m |
喫水 | 4.2m/4.4m(8番艦以降) |
推進方式 | COGOG方式 |
機関 | 巡航用:ロールス・ロイスRM1Cガスタービン×2基 高速用:ロールス・ロイスTM3Bガスタービン×2基 |
推進器 | 可変ピッチプロペラ(5翼)×2軸 |
機関出力 | 4,620ps(RM1C) 22,500ps(TM3B) |
電源 | 川崎M1A-02ガスタービン主発電機×1基(出力1,000kW) ディーゼル主発電機×2基(出力600kW) ディーゼル非常発電機×1基(出力300kW) |
速力 | 30ノット(最大) |
航続距離 | 5,590海里(20ノット巡航時) |
乗員 | 195〜200名 |
兵装 | オート・メラーラ62口径76mm単装速射砲×1基 高性能20mm機関砲(Mk.15 mod2CIWS)×2基 シースパロー8連装短SAM発射機×1基*5 Mk.141 4連装SSM発射筒×2基(ハープーンを装備) 74式8連装アスロックランチャー(B)*6×1基(アスロックSUM用) 68式3連装短魚雷発射管HOS-301(D)×2基 |
艦載機 | HSS-2B/SH-60J対潜ヘリコプター×1機 ヘリコプター甲板のみ(格納庫内に講堂を設置した為)(しまゆき型練習艦) |
搭載艇 | 7.9m内火艇×2隻 |
C4Iシステム | OYQ-5目標指示装置×1基 |
FCS | FCS-2-21×1基(主砲用) FCS-2-12×1基(短SAM用) SWG-1 HSCLCS(SSM用) SFCS-6×1基(水中攻撃用) |
レーダー | OPS-14B?対空捜索レーダー×1基 OPS-18?対水上捜索レーダー×1基 OPS-20?航海レーダー×1基 |
ソナー | OQS-4 艦底装備式ソナー×1基 OQR-1 曳航式ソナー×1基(後日装備) |
電子戦・ 対抗手段 | NOLR-6C電波探知装置 OLT-3電波妨害装置 OLR-9Bミサイル警報装置 Mk.136 mod.6 SRBOC(Mk.137 6連装デコイ発射機×2基) 曳航具3型対魚雷デコイ×1組 |
同型艦 †
はつゆき型護衛艦 | ||||||
艦番号 | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 所属 |
DD-122 | はつゆき (JS Hatsuyuki) | 1979.3.14 | 1980.11.7 | 1982.3.23 | 2010.6.25 | 最終所属: 護衛艦隊 第11護衛隊 (横須賀) |
DD-123 | しらゆき (JS Shirayuki) | 1979.12.3 | 1981.8.4 | 1983.2.8 | 2016.4.27 | 就役時: 護衛艦隊 第11護衛隊 (横須賀) 最終所属: 練習艦隊 第1練習隊 (呉) |
DD-124 | みねゆき (JS Mineyuki) | 1981.5.7 | 1982.10.19 | 1984.1.26 | 2013.3.7 | 最終所属: 護衛艦隊 第14護衛隊 (舞鶴) |
DD-125 | さわゆき (JS Sawayuki) | 1981.4.22 | 1982.6.21 | 1984.2.15 | 2013.4.1 | 最終所属: 護衛艦隊 第11護衛隊 (横須賀) |
DD-126 | はまゆき (JS Hamayuki) | 1981.2.4 | 1982.5.27 | 1983.11.18 | 2012.3.14 | 最終所属: 護衛艦隊 第14護衛隊 (舞鶴) |
DD-127 | いそゆき (JS Isoyuki) | 1982.1.23 | 1983.9.19 | 1985.1.23 | 2014.3.13 | 最終所属: 護衛艦隊 第13護衛隊 (佐世保) |
DD-128 | はるゆき (JS Haruyuki) | 1982.3.11 | 1983.9.6 | 1985.3.14 | ||
DD-129 | やまゆき (JS Yamayuki) | 1983.2.25 | 1984.7.10 | 1985.12.3 | 2020.3.19 | 最終所属: 練習艦隊 第1練習隊 (呉) |
DD-130 | まつゆき (JS Matsuyuki) | 1983.4.7 | 1984.10.25 | 1986.3.19 | 2021.4.7 | 最終所属: 護衛艦隊 第14護衛隊 (舞鶴) |
DD-131 | せとゆき (JS Setoyuki) | 1984.1.16 | 1985.7.3 | 1986.12.11 | 最終配置: 護衛艦隊 第12護衛隊 (呉) | |
DD-132 | あさゆき (JS Asayuki) | 1983.12.22 | 1985.10.16 | 1987.2.20 | 2020.11.16 | 最終配置: 護衛艦隊 第13護衛隊 (佐世保) |
DD-133 | しまゆき (JS Shimayuki) | 1984.5.8 | 1986.1.29 | 1987.2.7 | 最終配置: 第2護衛隊群 第2護衛隊 (佐世保) |
しまゆき型練習艦 | |||||
艦番号 | 艦名 | 就役 | 種別変更 | 退役 | 所属 |
DD-133 ↓ TV-3513 | しまゆき (JS Shimayuki) | 1987.2.7 | 1999.3.18 | 2021.3.19 | 練習艦隊 第1練習隊 (呉) |
DD-123 ↓ TV-3517 | しらゆき (JS Shirayuki) | 1983.2.8 | 2011.3.16 | 2016.4.27 | |
DD-131 ↓ TV-3518 | せとゆき (JS Setoyuki) | 1986.12.11 | 2012.3.14 | ||
DD-129 ↓ TV-3519 | やまゆき (JS Yamayuki) | 1985.12.3 | 2016.4.27 | 2020.3.19 |
*1 やまぐも型、みねぐも型、2500t型DDK(建造中止)。
*2 たかつき型および3500t型DDA(建造中止)。
*3 これは1982年のフォークランド紛争の戦訓を取り入れたものである。
*4 8番艦以降は100t増。
*5 1〜5番艦ではアメリカ製のMk.29、6〜12番艦ではGMLS-3型を搭載。
*6 Mk.112(J)Mod.2Nとも。