Last-modified: 2016-11-27 (日) 11:43:04 (122d)

【YF-23】(わいえふにじゅうさん)

Northrop YF-23A "Blackwidow2"

アメリカ空軍ATF計画によって試作された戦闘機のひとつ。
1986年にノースロップが主契約社となり、マクダネル・ダグラスとの共同計画により開発がスタートした。
YF119ターボファンを搭載したPAV-1(機体コールサイン:Gray Ghost)と、YF120?ターボファンを搭載したPAV-2(機体コールサイン:Spider)の2機が試作され、1990年に完成した。

本機の外観上の大きな特徴は、曲面を多用した雄大な外形とV尾翼である。
これにより、機動性こそYF-22に劣るものの、超音速巡航性能とステルス性では優っていたといわれる。
ピッチ及びヨーの制御はV尾翼をそれぞれ同方向又は逆方向に稼働することで制御し、90度回転させることでエアブレーキとして機能するようになっている。

しかしながら1991年4月にYF-22の採用が決定され、本機は不採用になった。

一説には「整備性や運用価格の面でYF-22に劣っていたため」といわれる。
特に同社のB-2と同様に機体表面を極限まで滑らかにする設計が仇となり、高コストを招いたという見方が強い。

この敗北がきっかけとなり、ノースロップグラマンとの合併を余儀なくされ、マクダネル・ダグラスボーイングに吸収された。

不採用決定後の数年間、2機の試作機はエンジンアビオニクスを抜き取られ、エドワーズ空軍基地で野ざらしにされていた。
現在、PAV-1はオハイオ州ライトパターソン基地の米空軍博物館に、PAV-2はカリフォルニア州トーランスのウエスタン航空博物館に展示されている。

スペックデータ

乗員パイロット1名
全長20.60m
全高4.30m
翼幅13.30m
翼面積88
空虚重量14,970kg
運用時重量23,327kg
最大離陸重量29,029kg
動力ターボファン×2基
GE YF120(推力等詳細未公表)又は P&W YF119推力156kN)
最大速度マッハ2.58
航続距離1,474km(空中給油なし)
実用上昇限度19,800m
固定武装M61A1 20mmバルカン砲×1門
兵装(空対空兵装のみ。下記ミサイルを最大6発搭載可能)
AIM-7「スパロー」AIM-120「AMRAAM」AIM-9「サイドワインダー」



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