Last-modified: 2021-09-10 (金) 21:15:47 (746d)
【AIR-2】 †
1957年に配備された、弾頭に1.5ktの核弾頭を使用した空対空ロケット弾。
愛称は「ジニー」。旧称MB-1。
敵爆撃機編隊が飛行する大まかな方向に撃ち込み、広範囲の敵機を巻き込んでまとめて撃ち落とすことが期待されていた。
信管は時限信管で、ロケットモーターの点火後、燃料が燃え尽きる事でタイマーが作動し、起爆の秒読みを開始する。
運用者はアメリカ空軍とカナダ空軍で、搭載機はF-89J「スコーピオン」?、F-101B「ヴードゥー」、F-106A「デルタダート」?、F-104「スターファイター」であった。
スペックデータ †
全長 | 2.95m |
直径 | 0.44m |
翼幅 | 1.02m(安定翼展開時) |
発射重量 | 373kg |
エンジン | チオコール SR49-TC-1固体燃料ロケットモーター(推力162kN) |
速度 | M3.3 |
射程 | 9.6km |
誘導方式 | 無誘導 |
弾頭 | W25核弾頭(核出力1.5kt) |
バリエーション †
- AIR-2(MB-1):
主生産型。
- ATR-2A(MB-1-T):
不活性訓練弾。
- AIR-2B(MMB-1)「スーパージニー」:
改良型。実際には製作されず。