Last-modified: 2023-06-16 (金) 08:19:19 (316d)

【時限信管】(じげんしんかん)

爆弾の起爆装置「信管」の一種。
内蔵する時計(タイムスイッチ)で特定の時刻になると起爆する。

最も単純なものでは機械的にカウントを行い、計測開始後の時間経過によって起爆する(「安全装置を解除してから5秒後に起爆」など)。
近年ではコンピュータを組み込み、暦を参照して起爆時刻を指定する事もある(「12月25日0時0分0秒に起爆」など)。
砲弾・ミサイルに組み込み、発射後の経過時間によって不発を検知して自らを爆破処分するものもある。

いつ爆発するかを正確に予期できるのが強みで、特に特殊作戦暗殺に適する。
反面、起動後の状況変化を検出できないため、兵器システムの構成要素として近接信管終端誘導ほど有用ではない。

構造が単純で故障率も低く安価・頑丈であるため、歩兵用の手榴弾としては現代でも現役。
また、時計は市井に溢れていて入手も改造も容易であるため、テロリスト民兵IEDを自作する際にも用いられる。

関連:高射砲


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