【SA-19】(えすえーじゅうく)

旧ソ連が開発した、最新の近距離/近接防空ミサイル
NATOコードではSA-19「グリソン」、ロシアでは「9M311」と呼ばれる。
開発時期は1986年で1988年には配備が開始された。誘導方式は半自動レーダー指令誘導(SACLOS)方式。

2S6「ツングースカ」自走対空砲や「コールチク(CADS-N-1)」複合CIWSの砲塔両脇のキャニスタに4発ずつ、計8発が装備されている。
ロシア軍での配備数は不明だが、インドやペルーにも輸出されている。

性能諸元

全長2.56m(9M331)/3.2m(9M331M)
直径7.6cm(9M331)/17cm(9M331M)
ブースター直径15.2cm
翼幅50cm
重量57kg
推進方式二段式固体ロケット
最大速度910m/sec(9M331)
1,100m/sec(9M331M)
最大高度1,500〜3,500m(9M331)/5,000〜6,000m(9M331M)/10km(9M331-M1)
射程2,500〜8,000m(9M331)/1,000〜12,000m(9M331M)
G限界-
誘導方式無線SACLOS
弾頭HE 連続ロッド(9kg)
信管レーザー近接信管


バリエーション

  • 9M331(SA-19):
    量産型。

  • 9M331-1:
    輸出型。

  • 9M331M(3M88):
    最大射程を延伸した改良型。

  • 9M331K(3M87(SA-N-11)):
    艦対空ミサイル型。
    「コールチク(CADS-N-1)」複合CIWSに搭載。

  • 9M331-M1:
    最終発達型。
    ECCM性能が向上するとともに、射程が10kmに延伸された。

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