【有事】 †
戦争・事変、武力衝突や自然災害などにより国家にとって非常事態が起きること。
日本における「有事」 †
そもそも「有事」という用語は軍事用語であり、法律用語ではない。
しかし防衛省では便宜上、有事に関する法制を有事法制と言っている。
防衛省は有事を、「自衛隊が防衛出動する事態」を指しているといわれている。
日本では敗戦後、憲法9条の関係などで戦争に関連する日本有事について議論すること自体がタブーとされ、有事法制成立までの段階でも平和主義への整合性で、長年にわたり論議があったが、2003年になって武力攻撃事態対処関連3法が成立し、武力攻撃事態対処法が施行されたことで、有事法制の枠組みが整備された。