【放射能】(ほうしゃのう)

放射性物質放射線を出す性質・能力、もしくはその現象。

一般的な核物質として

物質半減期(年)放射能(GBq/g)用途
U2357.04x10^87.11x10^(-5)原子炉燃料
U2384.47x10^91.24x10^(-5)劣化ウラン
Pu2392.41x10^42.30高速増殖炉

となる。

例えば、プルトニウムはウランよりも数万倍も放射能が高い。そのため、少量でも危険といわれる。また、放射能が高い物質は半減期も短い傾向になる。
ただ、放射線の項でもあるように「放射能=人体への被害」では必ずしもない。自然の状態ではα線を主に出すため、皮膚に付いた程度では洗い流すだけでよい。問題となるのは、呼吸や食事により体内に摂取してしまった場合である。その場合、プルトニウムの放射性毒性が存分に発揮されることになる。
体内に入ってしまった場合、キレート剤で排出を促す。

一般的に「放射能漏れ」という表現がよく使われるが、これは「性質」や「現象」が漏れるということになるため、誤りである。
正確に言うとすれば「放射性物質漏れ」や「放射線汚染物質漏れ」のようになる。


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