【歩兵】(ほへい)

徒歩で移動し、槍、剣、銃などで戦う兵士。
近代軍隊においては、小銃機関銃手榴弾などで武装し、徒歩で移動しながら戦闘行動を行なう兵士のことを指す。

施設の占領および捕虜の拘束を行える唯一の兵科であり、最も多様な任務に対応できる兵科であり、隠密行動時に最も発見されにくい兵科であり、最も安価な兵科であり、完全に無力化するのが最も難しい兵科である。
このため戦闘機戦車が登場し進化しても軍隊の中核としての重要性は揺らいでおらず、常に戦闘に決着をつける部隊でありつづけている。
また、現在では低強度紛争に対処する部隊の重要性が増している。

現代軍隊においては歩兵戦闘車APC(装甲兵員輸送車)、トラックなどで戦場を移動する機械化歩兵が一般的であり、また戦車攻撃ヘリコプターと緊密に連携して動くため、厳密な意味での歩兵部隊は一部の国や地域を除いて殆ど存在しない。

なお、自衛隊では「普通科」と呼ばれている。

関連:特殊部隊


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