【偏差射撃】(へんさしゃげき)

銃砲の射撃において、移動している目標に対して、その少し前を狙って射つ射法。
「見越し射撃」「リード射撃」とも。

動目標の移動速度に比して弾速が遅い場合、着弾までタイムラグが生じる為に、目標そのものを直接狙って射撃しても後方に外れてしまう。
そこで時間差を考慮し、目標の少し前を狙って撃ち込むことで命中させることができる。
様々な場面で用いられるが、特にお互いが高速で移動する戦闘機同士のドッグファイトでは必須の技能である。

第二次世界大戦中にジャイロ組込型照準器が、戦後にはレーダー測距照準器が登場したことにより、照準器に見越し補正を加えた照準点を表示するものが実用化された。


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