【冬季戦技教育隊】(とうきせんぎきょういくたい)

概要
創設1971年
所属国日本国
部隊編制単位
兵種、任務、特性雪中戦・山岳戦にかかる教育・研究
及び冬季オリンピック選手養成
上級部隊北部方面混成団
所在地真駒内駐屯地(北海道・札幌市)

JGSDF Cold Weather Combat Training Unit(SOU/CWCT).

陸上自衛隊北部方面混成団隷下に属する教育部隊。
日本唯一の冬季戦専門部隊(特殊部隊)である。

冬季戦闘訓練の指導・冬季戦時の部隊運用の研究に加え、バイアスロン競技やスキーの教育訓練も任務になっており、高度なスキー技術を組み合わせることで国内でも屈指の戦闘技術を維持しているという。

同隊の位置する北海道は、豪雪地帯であると同時に、かつての米ソ冷戦時にはソ連軍と向き合う最前線でもあった。
そのため、必須とされた冬季の戦闘術*1を研究するために編成されたのが同隊である。

かつては対ソ連向けの特殊部隊としての性格が強く、レンジャー課程を優秀な成績で修了した隊員が配属され、さらに過酷な訓練を積む「超精鋭部隊」でもあった。
現在では「オリンピック選手養成機関」としての性格も強まっているが、特殊部隊としての錬度も維持されており、中央即応集団特殊作戦群)とも頻繁に合同訓練を行っている。
この他、警察庁(警視庁及び道府県警察)のSAT?とも交流が持たれている。


*1 低視認性の装備や隊員の体力低下・損失を防ぐ技術など。

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