【対領空侵犯措置】(たいりょうくうしんぱんそち)

無許可で防空識別圏を越えて領空に接近する航空機に対し、国家が行う警察的対処。
当該航空機に「領空外への退去」「強制着陸」等の命令を行い、従わない場合は撃墜する。
空軍の主任務の一つであり、多くの国家ではいつ領空侵犯が起きても対処できるよう戦闘機スクランブル待機させている。

日本では「自衛隊法」を根拠法令として以下のように定め、自衛隊航空自衛隊)が実務を行っている。

自衛隊法第84条
防衛大臣は、外国の航空機が国際法規又は航空法(昭和27年法律第231号)その他の法令の規定に違反してわが国の領域の上空に侵入したときは、自衛隊の部隊に対し、これを着陸させ、又はわが国の領域の上空から退去させるため必要な措置を講じさせることができる。

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