【対潜ロケット弾】(たいせんろけっとだん)

潜水艦を攻撃するため、水上艦に搭載されるロケット弾

かつて、水上艦からの対潜攻撃は爆雷によって行われることが多かったが、この際には目標の潜水艦に近づかねばならず、反撃を受ける可能性も高かった。
そこで、より遠くへ投射するために爆雷ロケットブースターを取り付け、着水後に時限信管近接信管、水圧によって起爆させるようにしたものが対潜ロケット弾である。
現在では、爆雷ではなく対潜魚雷にロケットブースターを取り付けた物が主流である。

主な対潜ロケット弾としては、日本のゆうばり?型などが装備する「71式ボフォース対潜ロケット」や、ロシア海軍艦艇が装備するRBU-6000「スメールチ3」やRBU-1000「スメールチ2」などがある。

なお、アスロックSS-N-16などは対潜ミサイルと呼ばれることもある。

主な対潜ロケット

  • アメリカ
    • RUA-4A「ウェポン・アルファ」
  • スウェーデン
    • M/50 375mm対潜ロケット砲
  • 日本
    • 71式ボフォース対潜ロケット(M/50を三菱重工業でライセンス生産した型)
  • 中国
    • 87式対潜ロケット
  • ロシア
    • RBU-900(イギリス製ヘッジホッグの射程延伸版)
    • RBU-1200
    • RBU-2500「スメールチ」
    • RBU-6000「スメールチ2」
    • RBU-1000「スメールチ3」
    • RBU-12000「ウダフ1」

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS