【海上警備隊】(かいじょうけいびたい)

Coastal Safety Force.

第二次世界大戦後の1952年、日本国政府が海上保安庁の隷下に組織した海上武装組織
現在の海上自衛隊の母体となった組織である。

官僚制度上では海保の隷下にあったが、当時の海上保安官のトップであった「警備救難監*1」の統制を受けないなど、独立性の高い組織であった。

設立後間もない1952年8月、海保から「保安庁」の隷下に移されて「警備隊」となり*2、さらに1954年7月、防衛庁自衛隊の発足に伴って海上自衛隊と改められている。


*1 現在の「海上保安監」。海軍では中将にほぼ相当。
*2 この時、警察予備隊も保安庁の隷下に移されて「保安隊」となる予定だったが、事務手続きの都合から本部組織のみの移行にとどまり、実働組織の移行は同年10月まで延期された。

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