【バトルプルーフ】(ばとるぷるーふ)

Battle proof.実戦での証明の意。
武器、兵器が実戦で使用され、その性能や信頼性などが証明されること。

高性能を誇る新兵器であっても、実戦における苛酷な環境や不意の出来事など、様々な要因により、兵器が設計された平時において算定されるカタログスペックが発揮できない事が多々有る。
そのため、バトルプルーフされた性能はその兵器の真の能力を表しているとして高い信頼を受け、より高性能であったはずの兵器を押しのけて採用されるような事も少なくない。
また、バトルプルーフで明らかになった問題点を克服する改良が加える事によって、信頼性を高める事も出来る。

フォークランド紛争における対艦ミサイルエグゾセや、世界の紛争地帯には必ず有ると言っても過言では無いAK47がその代表的な例であろう。
一方、1945年以降の日本で自衛隊向けに開発・生産された国産兵器は、政府の「武器輸出三原則等」の政策によりバトルプルーフを得ることができないため、カタログスペックに重点をおいてなされる能力評価はその信憑性に疑問が持たれることになる。


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