【ドッグタグ】(どっぐたぐ)

軍隊において、将兵に支給されるネックレス型の金属製認識票の通称。
表面には将兵個人の氏名・階級・認識番号・血液型などの情報が打刻されている。
(この他にも、「社会保険の加入者番号*1」や「信仰している宗教*2」などの情報が刻印される場合もある)

通常は2枚*3で一組となっており、将兵が戦死した時には1枚を遺体の歯の間に挟み込み、もう1枚を回収して身元確認を行うといわれている。

余談ではあるが、自衛隊において一般人が航空機に体験搭乗する際は、番号が打刻された簡易のドッグタグを身に付けるように言われる場合がある。
これは万一の墜落時に遺体の身元を特定するためである。


*1 国によっては、これが事実上の国民識別番号となっている場合もある。
*2 死亡が確認され、葬儀を行う際、どの宗教の方式によって行うべきか判断するため。
*3 「長い鎖がつき、将兵の首にかけるもの」と「短い鎖がつき、長い方の鎖にかけるもの」の2枚。

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