【サイドバイサイド】(さいどばいさいど)

Side by side.

  1. 航空機の操縦室(コックピットフライトデッキ)の座席配置で、機長副機長の座席が機首方向に対して並列に配置されているもの。
    旅客機などの大型機やヘリコプターなどで多く採用されている。
    固定翼機の場合は左、ヘリコプターの場合は右に機長が座するのが通常。

    タンデム式の座席配置と比較して、クルーの意思疎通がスムーズに行える利点がある。
    また、練習機では、教官と訓練生がコミュニケーションを取りやすく、教習しやすいとも言われる。

    しかし、軍用機、特に戦術機の場合は「機体幅の広がりによる空気抵抗の増加」や「個々の搭乗者の左右視界の極端な偏り」から敬遠されており、
    「良い事といえば隣が何をしているか完全に把握できるくらいで、だからといってそれで気が休まることなどありはしない」
    とも言われるほどである。

    戦術機では攻撃機で採用例はあるが、A-6F-111Su-24Su-32などの極一部のみとなっている。
    特にSu-24などは、サイドバイサイドに利点を見出した為の採用、というより同時期のF-111の影響を受けすぎた結果と言われる。


  2. バイクや自動車において、航空機と同じような座席配置になっているものをこう呼ぶことがある。

    asukacp1.jpg
    飛鳥の例

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