【雷撃機】(らいげきき)

航空魚雷で対艦攻撃を行うことを主任務とした軍用機で、第二次世界大戦中盤から艦隊戦の主力として活躍した。
広義には雷撃用艤装を施した専門機のことを指すが、各種爆弾を装備して緩降下爆撃が行える機体もある。*1
後に急降下爆撃機のペイロード拡大と雷撃機の高速、高機動化によって両者の存在定義が似通ってきたこともあり、艦上攻撃機流星AD「スカイレイダー」といった統合爆撃機の開発が進められた。

1950年代までは対艦攻撃の主力であったが、対艦ミサイルが出現したことに加えてトランジスタコンピュータの登場で対空兵装と爆弾の命中精度が向上したことでその存在意義を失った。
1982年のフォークランド紛争を以って水上艦艇攻撃用としては事実上存在しなくなった。

主な雷撃機




*1 大日本帝国海軍では水平爆撃、対潜哨戒、偵察任務を兼任出来る機体を攻撃機と呼称していた。陸上機の場合は輸送任務も含む。

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