【支援戦闘機】(しえんせんとうき)

Fighter Supporter (FS)
航空自衛隊においてかつて用いられていた攻撃機の名称。
地上部隊(陸上自衛隊)や艦隊(海上自衛隊)を空中支援するということで名づけられた。
ただし、任務の中に要撃任務(対領空侵犯措置など)が含まれているため「純粋な攻撃機は支援戦闘機とはなりえない」と言う解釈になっており、性格的には戦闘攻撃機に近いものとなっている。

空自のモデルとなったアメリカ空軍では、地上固定目標に対する攻撃も「空中戦闘任務」と定義づけているため、実質上攻撃機であるF-16F-117F-111F-15Eについても「戦闘機」としてFナンバーが与えられている。

1976年の防衛大綱で初めて用いられ、専守防衛を旨とする自衛隊において、「攻撃」という名は相応しく無いという意図で付けられた。

そして防衛省は、要撃と空中支援の区別を廃止し、全機種をマルチロールファイターにする方針を発表し、2005年に改定された防衛大綱で正式に「要撃機」、「支援戦闘機」の区分が廃止された。

かつての「支援戦闘機」F-2は「戦闘機」の区分に入っている。

該当機種はF-86FF-1F-4EJ改F-2

関連:要撃戦闘機 特車 護衛艦


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