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- マイル修行僧 へ行く。
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【マイル修行僧】 †
航空会社が提供するマイレージサービスを受けたり、上級会員になるためだけに飛行機に乗り、狭い座席で何時間もの苦行に耐える、一種の航空マニアの事。
「マイレージジャンキー」「
彼らが飛行機に乗るのは「観光」や「商用」のためではなく、1マイルでも多くのマイルを(効率よく)得るためである。
そのため、以下に例を挙げるような様々な手法を駆使するという。
- 遠距離での往復搭乗。
たとえば成田〜ワシントン間などといった長距離行路を、折り返し便で帰国するなど。 - 最短距離で行ける直行便があるような区間でも、わざと遠回りになるような旅程を組む。
たとえば、「成田発〜香港経由〜ロサンゼルス着」や、「シンガポール経由・南周り欧州行き」*1など。 - (特に必要もないのに)短距離路線を数往復する。
たとえば伊丹〜但馬(飛行時間は35〜40分)など。 - 周遊飛行をする。
上級会員になると「空港での会員専用ラウンジ利用権」「優先チェックイン」「優先搭乗」「座席のグレードアップ」「フライトアテンダントが挨拶に来る」等々の特典が得られる。
これが、彼らが「修行」を続ける上でのモチベーションとなっているという。
航空会社でも一時期は「どのような形であれ搭乗していただけるのはありがたく、条件を満たせば特典は差し上げる」などと歓迎していたこともある*2が、近年では「上級会員へ移行するためのマイル取得基準を厳格化*3」するなど、ステータス獲得の抜け穴を埋める方向で対応しているという。
*1 冷戦当時、ソ連政府が外国民間機の領空通過を制限していた時代はメジャーな路線だったが、現在はほとんど廃れている。
*2 ただし、当初は「修行」そのものが認識されていなかったこともあって、予約の際に「折り返し便でいいのですか?」と聞かれたりすることもあったという。
*3 「『搭乗回数』の多寡をステータスアップの条件から外す」「取得マイルの大半を自社便で得ていないとステータスアップができない」「安い運賃の航空券を利用した際の獲得マイル数を減らす」など。