Last-modified: 2021-12-16 (木) 14:37:39 (649d)
【SS-N-14】 †
RPK/URPK-3 "
NATOコード：SS-N-14
1968年に旧ソ連のラドゥガ設計局?がP-50「マラヒート（SS-N-9『サイレン』）」?対艦ミサイルの発展型であるP-120をベースに開発した対艦/対潜ミサイル?。
対潜ミサイルシステムは、基本型のRPK-3 Metal、派生型のRPK-4 Musson、艦対艦ミサイル兼用のRPK-5 Rastrubの三種類があり、さらに60RU、70RU、80RU、85RUの四種類のミサイルが使用される。
ミサイルは有翼の飛行機型で胴体に爆雷/魚雷を吊り下げて四連装チューブランチャーから発射され、固体ロケットで亜音速飛行する。
射程は最大45km、誘導方式は指令更新付きオートパイロットで、弾頭は60RUは核爆雷（核出力5kt）、70RUは対潜魚雷、80RUは対潜魚雷と共に対艦用赤外線ホーミングシーカー及び150kgの半徹甲弾頭を搭載する。
80RUの輸出型は85RUと呼ばれる。
対潜魚雷はAT-2U/AT-2UM（533mm）・VTT-1（450mm）・UMGT/UMGT-1（406mm）のパッシブ・アクティブ併用の音響誘導電気魚雷が使用される。
誘導にはM-11「シュトルム（SA-N-3「ゴブレット」）」SAMシステム用の4R60「グロム」射撃指揮レーダーが用いられていた。
主な搭載艦 †
スペックデータ †
| 全長 | 7.2m |
| 胴体直径 | 0.57m |
| 発射重量 | 3,930kg |
| 推進方式 | 固体燃料ロケット |
| 最大深度 | 20〜500m |
| 運用射程 | 10〜90km（対艦（85RU/URPK-5）） 5〜50km（対潜） |
| 飛翔速度 | マッハ0.95 |
| 弾頭 | 対潜魚雷（AT-1・AT-2U/UM・VTT-1・UMGT/UMGT-1） 核爆雷 半徹甲弾頭（150kg） |
| 誘導方式 | 指令更新とIRシーカーを介した無線誘導 |
バリエーション †
- 60R：
核爆雷（5kt）を使用するモデル。
- 70R：
AT-2対潜魚雷を使用するモデル。
- 83R/URPK-3"Metel"：
巡洋艦搭載モデル。
SA-N-3?艦対空ミサイルの誘導システムとKT-106発射機を使用し、弾頭にAT-1対潜魚雷（EA-45-70A）を使用する。
- 84R/URPK-4"Musson/Metel-U"：
駆逐艦搭載モデル。
KT-106U 4連装発射機を使用し、弾頭としてAT-2（AT-2UM）対潜魚雷（E53-72）を搭載する。
- 85RU/URPK-5"Rastrub"：
対艦対潜兼用型。
KT-100U発射機を使用し、弾頭にUGMT-1（AT-3"Orlan"）対艦/対潜魚雷を搭載可能。
- 85RUS/URPK-5：
核弾頭搭載型。
- 85RUS/URPK-5：
- YP-85：
射程250kmの輸出向けアップグレード型。提案のみ。
