Last-modified: 2019-04-17 (水) 07:49:43 (217d)

【Mi-28】(えむあいにじゅうはち)

NATOコードHavoc(ハボック)

旧ソビエトのミル設計局が開発した攻撃ヘリコプター
前世代のMi-24が有していた兵員輸送能力を廃し、純粋な攻撃ヘリコプターとして設計された。

1982年に試作機が初飛行。
1984年にはソビエト空軍次期対戦車ヘリコプターの候補として検討されたが、Ka-50が採用され、制式採用されなかった。
その後も開発は継続されるも、全天候対応を実現できず、1993年にいったん開発が中止された。

しかし、財政上の問題でKa-50の配備が滞った事を受けて開発を再開。
1995年には全天候/夜間攻撃能力を持つMi-28Nが登場し、2006年からロシア空軍が発注を開始している。
2015年までに300機が発注される予定だったが、Ka-50を改修したKa-52などの導入も行われたため発注数は芳しくない。

コックピットタンデム複座式で、操縦席周囲には防弾装甲が施され、ガラス面も防弾ガラスを採用。
装甲板は20mm榴弾の直撃に耐え、ガラスは12.7mm弾の至近弾に耐え、いずれも破片効果弾頭から乗員を保護する。

機首には光学式照準器とレーザー測距/目標指示装置が搭載されたターレットを持ち、レーダーを持つ。

スペックデータ(Mi-28N)

乗員2名(前席:射撃手兼航法士・後席:操縦士)
全長17.91m
主回転翼直径17.2m
全高3.82m
回転円板面積232.35
空虚重量7,890kg
総重量10,500kg
離陸重量
(通常/最大)
10,400kg/11,700kg
最大兵装搭載量1,920kg
発動機クリーモフ TV3-117VMAターボシャフト×2基
(出力2,194shp(1,636kW))
機内燃料搭載量1,900リットル
速度
(最大/巡航)
324km/h / 265km/h
航続距離435km(機内燃料最大時)/1,105km(フェリー時)
戦闘行動半径200km
海面上昇率13.6m/s(816m/min)
実用上昇限度4,950m
ホバリング上昇限度3,600m(OGE)
パワー/マス0.31kW/kg
固定武装2A42 30mm機関砲×1門(装弾数250発、射角±110度(水平発射))
兵装スタブウィング下のパイロン2基に以下の武装を搭載可能。
9M120「アターカV(AT-9「スパイラル2」)」対戦車ミサイル×16発
S-8ロケット弾×40発
S-13ロケット弾×10発
UPK-23-250 23mmガンポッド(弾数250発)×2基
9K118 Sheksna(AT-12「スウィンガー」)対戦車ミサイル×8発
9A-2200対戦車ミサイル×8発
9M123「フリザンテーマ(AT-15「スプリンガー」)」対戦車ミサイル×8発
イグラ-V空対空ミサイル×2発
R-73空対空ミサイル×2発
KMGU-2 地雷散布ディスペンサー


バリエーション

  • Mi-28A:
    初期生産型(試作機)。

  • Mi-28N:
    「ノチュノーイ・オホートニク*1」と呼ばれる全天候/夜間戦闘対応型。
    ミリ波レーダー、赤外線カメラ、レーザー照準装置などを搭載している。
    エンジンTV-3-117VMA-SB3?×2基(二つあわせて5,000馬力)を搭載。

    • Ni-28NE:
      輸出型。

    • Mi-28D:
      N型の夜間攻撃装備非搭載モデル。

    • Mi-28NAe:
      韓国陸軍に提案されたMi-28Nの輸出モデル。

    • Mi-28UB:
      練習機型。
      複座の双方に操縦機構をそなえるが戦闘能力も保持している。

  • Mi-28NM:
    N型のアップグレード型。
    レーダー反射面積の低下、航続距離延長、高度な兵器制御システム、空対空兵装の運用能力、最高速度の増加などの改良が施されている。

  • Mi-28L:
    A型のイラクへの輸出型。
    湾岸戦争により白紙。


*1 «Ночной охотник» :ロシア語で「夜の狩人」という意味。

トップ 編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS