Last-modified: 2021-12-19 (日) 21:29:52 (533d)
【HQ-9】 †
紅旗9(HQ-9,Hóng Qí-9)/FD-2000.
中国が開発した初の国産長距離地対空ミサイル。
当初はアメリカのパトリオットを参考にして開発されていたが、後に、ロシアから購入したS-300P(SA-N-6 Grumble)のミサイル、ランチャー、誘導システムなどを参考にして大きな設計変更が行われたと言われている。
艦船発射型の海紅旗9(HHQ-9、Hǎi Hóng Qí-9)も開発されており、蘭州級(052C型)駆逐艦に搭載されている。
発射方式はコールド・ローンチ式で、S-300FのB-303A 8連装回転式VLSに似た、6連装の円形VLSに搭載されている。
ミサイルは陸上型と比べて小型化されているが、性能は陸上発射型とほぼ同じである。
スペックデータ †
全長 | 6.8m |
発射重量 | 1,300kg |
実用高度 | 25〜30,000m |
射程距離 | 6〜120km |
速度 | マッハ4.2 |
弾頭重量 | 180kg |
推進方式 | 固体推進ロケットモーター |
誘導方式 | 慣性誘導+TVM誘導+セミアクティブレーダー誘導(終末) |
バリエーション †
- 防空ミサイル型
- 紅旗9(HQ-9):
初期型。
- 海紅旗9(HHQ-9):
海軍向け。
- 紅旗9A(HQ-9A):
HQ-9の改良型。
- 海紅旗9A(HHQ-9A):
艦船発射型。
蘭州級(052C型)駆逐艦に搭載されている。
- 紅旗9B(HQ-9B):
HQ-9の改良型。
射程を300kmに延伸し、パッシブ赤外線誘導を追加したデュアルシーカーを搭載している。
- 紅旗9C(HQ-9C):
誘導方式にアクティブレーダー誘導を組み込んだもの。
現在開発中。
- 紅旗9(HQ-9):
- 弾道ミサイル防衛と衛星攻撃兵器
- 輸出型