*&ruby(えむゆーつー){【MU-2】}; [#j6f29428]
Mitsubishi MU-2 Solitaire/Marquise.~
~
1960年代、日本の[[三菱重工>三菱重工業]]が開発・生産した[[双発>双発機]]小型の[[ターボプロップ]][[ビジネス機]]。~
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[[ビジネス機]]の市場規模が小さな日本でのセールスは振るわず、もっぱら[[防衛庁]]([[陸上自衛隊]]・[[航空自衛隊]])に納入された。~
海外では北米を中心に世界27ヶ国へ販売され、1987年の生産中止までに762機が出荷されている((これは、同じころに開発・生産された[[YS-11]]が182機の生産にとどまり、また、2000年代にその後継として開発された[[スペースジェット]]が商品化できずに挫折したのと好対照な結果である。))。~
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機体は[[高翼]]・双発エンジンの常識的なスタイルであったが、小型軽量な機体の割に[[キャビン]]のサイズが大きく、また、500km/hを超える([[ターボプロップ]]機としては)高速性能や航続力も市場では好評だった。~
>このため、高速・小口輸送用の[[貨物機]]に改修された機体もある。

関連:[[MU-300]]~

**スペックデータ(MU-2L)[#v5ea4a56]
|乗員|[[パイロット>エビエーター]] 1名または2名|
|定員|4〜12名|
|全長|12.01m|
|全高|4.17m|
|翼幅|11.94m(チップタンク含む)|
|翼面積|16.55|
|アスペクト比|7.71:1|
|翼型|ルート:NACA 64A615&br;チップ:NACA 63A212|
|空虚重量|3,433kg|
|最大離陸重量|5,250kg|
|燃料容量|1,388L(最大使用可能燃料)|
|[[エンジン]]|[[ターボプロップ]]×2基&br;チュルボメカ アスタゾウK(A型)&br;ギャレット・エアリサーチ TPE331-10-501M(B型以降)|
|出力|562馬力(アスタゾウK)&br;776hp(579kW)(TPE331-10-501M)|
|[[プロペラ]]|ハーツェル HC-B3TN-5/T10178HB-11 完全フェザー付き可逆定速プロペラ3枚翅|
|プロペラ直径|2.29m|
|[[巡航速度]]|547km/h([[ペイロード]]4,175kg、高度4,575m時)|
|経済巡航速度|483km/h(ペイロード4,175kg、高度7,620m時)|
|[[失速]]速度|185km/h([[フラップ]]下げ、[[CAS>較正対気速度]]時)|
|[[航続距離]]|2,334km(高度7,620m時)|
|[[上昇限度]]|9,020m|
|海面[[上昇率]]|12m/s|
|[[離陸]]滑走距離&br;(15m)|661m|
|[[着陸]]滑走距離&br;(15m)|573m|
~
|>|>|>|CENTER:''[[自衛隊]]向け''|
|CENTER:形式|CENTER:MU-2S|CENTER:MU-2J|CENTER:LR-1|
|CENTER:乗員|>|>|CENTER:2名|
|CENTER:乗客|CENTER:-|CENTER:10名|CENTER:5名|
|CENTER:全長|CENTER:10.7m|CENTER:12.03m|CENTER:|
|CENTER:全高|CENTER:3.9m|CENTER:4.17m|CENTER:|
|CENTER:全幅|CENTER:11.9m|CENTER:11.94m|CENTER:|
|CENTER:[[主翼]]面積|CENTER:-|CENTER:16.55|CENTER:-|
|CENTER:自重|CENTER:3.6t|>|CENTER:-|
|CENTER:運用重量|CENTER:2.9t|CENTER:2,915kg|CENTER:-|
|CENTER:最大離陸重量|CENTER:4.6t|CENTER:4,700kg|~|
|CENTER:[[エンジン]]|>|>|CENTER:[[ターボプロップ]]×2基|
|~|CENTER:ギャレット&br;TPE331-25AB&br;(605shp×2)|CENTER:ギャレット・エアリサーチ&br;TPE-331-1-151A|CENTER:ギャレット&br;TPE331-6A-251M&br;(715shp×2)|
|CENTER:[[プロペラ]]|CENTER:ハーツェルHC-B3TN-5|CENTER:ハーツェルT10178HB-11|CENTER:-|
|CENTER:プロペラ直径|>|>|CENTER:2.29m|
|CENTER:枚数|>|>|CENTER:3枚羽根|
|CENTER:[[燃料]]容量|CENTER:375gal&br;(機内298gal+増加タンク77gal)|CENTER:366gal|CENTER:-|
|CENTER:最大速度|CENTER:460km/h|CENTER:-|CENTER:539km/h|
|CENTER:巡航速度|CENTER:-|CENTER:525km/h|CENTER:440km/h|
|CENTER:[[航続距離]]|CENTER:1,750km|CENTER:2,500km|CENTER:2,000km|
|CENTER:[[実用上昇限度>上昇限度]]|CENTER:-|CENTER:27,000ft|CENTER:-|
|CENTER:[[海面上昇率>上昇率]]|>|CENTER:1,400ft/分|CENTER:-|
~
**バリエーション [#z6dda610]
-MU-2A:~
最初の生産型。~
エンジンは仏チュルボメカ アスタゾウK(562馬力)を搭載。~
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-MU-2B:~
アメリカ合衆国向け。~
エンジンをギャレット・エアリサーチ TPE331-25A(705馬力)に変更している。~
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-MU-2C:~
[[防衛庁]]向けでB型の[[陸上自衛隊]]仕様。~
~
--LR-1:~
陸上自衛隊における連絡偵察機型。MU-2Cの制式名称。20機が導入された。~
[[陸上自衛隊]]における[[連絡>連絡機]][[偵察機]]型。MU-2Cの制式名称。20機が導入された。~
キャビンの与圧を廃止((ただし後期モデルでは復帰。))し、乗員2席・乗客5席とした。~
偵察時はJKA-30Aカメラ 2基と[[12.7mm重機関銃M2>ブローニングM2]]を2挺装備できる。~
[[偵察]]時はJKA-30Aカメラ2基と[[12.7mm重機関銃M2>ブローニングM2]]を2挺装備できる。~
後継機の[[LR-2]](([[レイセオン]]製[[ビーチ350「キングエア」>キングエア]]を購入し、装備品を自衛隊式に改修したもの。))が導入されたため、2016年3月に[[用途廃棄]]。~
~
-MU-2D:~
防衛庁向けにB型のエンジン出力を増強した型。三菱社内呼称。~
~
--MU-2E:~
防衛庁向けでD型の[[航空自衛隊]]仕様。~
~
--MU-2S:~
航空自衛隊向け[[捜索救難機>救難機]]型。~
[[機首]]に搭載された[[ドップラーレーダー]]が特徴。~
[[航法]]・通信装備の強化や救命具・マーカーのラックが設置された。~
投下用スライドドアや77ガロン入り[[増槽]]の増設、胴体両側面には水滴型の大型観測窓を設置。~
与圧キャビンは廃止されている。~
29機が導入されたが、老朽化により[[U-125A>U-125]]に交代し2008年に退役した。~
~
-MU-2F:~
D型のエンジン出力を増強し、長胴(ストレッチ)化した型。~
~
-MU-2G:~
F型の長胴タイプ。胴体下部に脚バルジを設けて車輪を格納した。~
乗員2名・乗客4〜12名。~
~
--MU-2J:~
[[航空自衛隊]]向け飛行点検機型。~
機体構造が一部強化され、[[航法]]・通信機器やオシロスコープ、グラフィックレコーダーなどの機材を搭載。~
4機導入されたが、老朽化により[[U-125]]((同機の事故損耗による補充代替として[[U-680A>セスナ・サイテーション]]が導入されている。))に交代し1994年に用途廃止となった。~
4機導入されたが、老朽化により[[U-125]]((同機及び[[YS-11FC>YS-11]]の老朽化・事故損耗による補充代替として[[U-680A>セスナ・サイテーション]]が導入されている。))に交代し1994年に用途廃止となった。~
~
-MU-2J:~
F型のエンジン出力を増強した型。~
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--MU-2K:~
J型の長胴タイプ。~
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-MU-2L:~
J型のエンジン出力を増強した型。~
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--MU-2M:~
L型の長胴タイプ。~
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-MU-2N:~
最終生産型でL型のエンジン出力を増強したもの。~
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--MU-2P:~
N型の長胴タイプ。~
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