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*&ruby(えっくすえーえすえむすりー){【XASM-3】}; [#sd385212]
[[防衛省技術研究本部]]にて開発中の[[新空対艦誘導弾]]。~
[[80式空対艦誘導弾]](ASM-1)と[[93式空対艦誘導弾]](ASM-2)の後継弾で、搭載機は[[F-2]]になる見込みである。~
[[防衛省技術研究本部>技術研究本部]](現:[[防衛装備庁]])にて開発されていた[[超音速]][[空対艦ミサイル]]。~
[[80式空対艦誘導弾]](ASM-1)と[[93式空対艦誘導弾]](ASM-2)の後継で、[[F-2>F-2(日本)]]に搭載される予定だった。~
~
誘導方式は中間[[慣性誘導]]方式、終末アクティブレーダー+パッシブレーダー方式で[[撃ちっ放し能力]]を有する。~
~
同ミサイルの特徴として以下の事などが挙げられる。~
-超高速飛翔による残存性の向上~
-インテグラル・ロケット・ラムエンジン(IRR)~
-耐熱機体構造~
-高衝撃型貫徹式弾頭~
-アクティブ/パッシブ・レーダーの複合シーカーの採用((開発初期ではさらに赤外線画像シーカーも搭載される予定であった。))
-高度な[[ECCM]]、[[IRCCM]]能力を有する~
-[[ステルス]]形状により、[[レーダー]]での被探知性の減少
-モジュール化構造による発展性
2018年1月に開発完了したが、[[中国人民解放軍海軍>人民解放軍]]艦艇の高性能化に対する射程の短さから量産に至らず、ASM-3Aを2021年(令和3年)度に取得開始し、さらに改良を加えた射程延伸型のASM-3(改)の開発を2020年(令和2年)度から2025年(令和7年)度まで行う予定である。~

射程は[[ASM-2>93式空対艦誘導弾]]と同等であるが、飛翔速度はマッハ3程度を目指している。~
また、[[ASM-1>80式空対艦誘導弾]]ファミリーでは成し得なかった機体形状におけるステルス性を有する。~
**主な特徴 [#m10bab0c]
-[[撃ちっ放し能力]]
-超高速飛翔による[[撃墜]]回避能力の向上
-[[固体ロケット>固体燃料ロケット]]・[[ラムジェット]]統合推進システム(インテグラル・ロケット・ラムジェット、IRR)
-耐熱構造
-高衝撃型貫徹式弾頭
-アクティブ/パッシブ・レーダーの複合シーカーの採用((当初はこれに加えて[[画像赤外線誘導>赤外線誘導]]を追加した3方式の併用も予定していたが、開発経費削減のために削除された。))。~
これによって[[対レーダーミサイル]]としての運用も可能と目される。
-高度な[[ECCM]]、[[IRCCM]]能力
-[[ステルス]]を考慮した機体形状
-モジュール構造による発展性

**スペックデータ [#h8807bcb]
|直径|0.35m|
|全長|6m|
|重量|940kg|
|弾頭|高衝撃型貫徹式弾頭(先駆弾頭が配置されるとも言われている)|
|[[シーカー]]|パッシブ/アクティブレーダー複合シーカー|
|誘導方式|[[中間誘導]]:[[慣性>慣性航法装置]]/[[GPS>全地球測位装置]]誘導&br;[[終端誘導]]:[[アクティブ>アクティブレーダー誘導]]・[[パッシブ>パッシブレーダー誘導]]複合誘導|
|[[エンジン]]|[[インテグラル・ロケット・ラムジェット>ラムジェット]]|
|最高速度|[[マッハ]]3以上|
|[[有効射程]]|150km〜200km|
|目標単価|約3〜4億円程度|
~
飛翔パターンは高高度を飛行しそのまま目標にハイダイブするパターン、高高度を飛行し、目標手前で超低空飛行に移行するパターン、常に超低高度を飛翔するパターンになると考えられている。~
**派生型 [#y53bfda8]
-ASM-3A:~
ASM-3(改)の開発の途中成果を反映した型。~
~
尚、同ミサイルはパッシブレーダー誘導モードを持つ事から[[対レーダーミサイル]]のような運用も可能と言われている。~
-ASM-3(改):~
射程延伸型。射程400km以上。~
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**スペックデータ [#h8807bcb]
弾頭:高衝撃型貫徹式弾頭(先駆弾頭が配置されるとも言われている)~
[[シーカー]]:複合シーカー(パッシブ/アクティブレーダー)~
誘導方式:[[慣性誘導]]([[中間誘導]])/[[アクティブ>アクティブレーダー誘導]]/[[パッシブ>パッシブレーダー誘導]]複合誘導([[終末誘導]])~
推進装置:インテグラル・ロケット・ラムエンジン~
最大速度:[[マッハ]]3~
最大射程:150km以上~
目標単価:約3〜4億円程度~
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