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*&ruby(えふはち){【F-8】}; [#k09b7f27]
Chance Vought F-8 &ruby(クルセイダー){Crusader};~
アメリカの[[チャンスボート]]社が開発した[[艦上戦闘機]]。旧称F8U。~
それまでの[[艦上機]]が[[陸上機]]に比べて大幅に劣っていたこともあり、アメリカ海軍初の「実用」超音速[[戦闘機]]と呼ばれる。~
~
最大の特徴は[[主翼]]の取り付け角が胴体に対して可変式であることで、低速時に機首を上げなくても大きな[[迎え角]]をとることができる。~
これは前任の[[F7U]]において、低速時の[[迎え角]]が極端に大きく事故を多発したことの反省によると思われる。~
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後継の[[F-4]]が[[ミサイリアー]]であったことから、「最後のガンファイター」とあだ名された。ただしF-8に搭載されているコルトMk.12は弾倉の配置及び給弾器の設計不良により3G以上の環境下における機関砲発射は故障に直結した。~
[[ベトナム戦争]]では[[機関砲]]による撃墜記録はなく、牽制などの補助的な使い方をされたといわれる。~
一時期は「陸上機を超える[[艦上機]]は[[零戦]]とクルセイダーだけ」といわれたほど、高い機動性を誇った。~
~
アメリカ海軍で[[ベトナム戦争]]中に活躍したほか、フランス海軍では[[ラファール]]が就役するまでの長い間[[艦上戦闘機]]として活躍した。~
また、フィリピン空軍においてもアメリカ海軍払い下げの機体が使用された。~
[[偵察機]]型のRF-8も存在し、[[F-14]]用の偵察ポッドや[[RF-18>F/A-18]]が充足するまで運用された。~
また、[[NASA]]ではデジタル式[[フライバイワイヤー]]の[[実験機]]として用いられた。~
[[AIM-7]]運用能力を持つXF8U-3「クルセイダー3」も試作されたが、搭載能力に余裕がなかったため[[F4H-1>F-4]]との競争試作に敗れた。~
**スペックデータ[#c093af24]
全幅:10.87m/6.86m(主翼折り畳み時)~
全長:16.61m~
全高:4.80m~
主翼面積:35.52~
空虚重量:9,038kg~
離陸重量(通常/最大):12,701kg/15,400kg~
エンジン:P&W製J57-P-20[[ターボジェット]][[エンジン]](推力48.1kN/80.4kN([[A/B>アフターバーナー]]使用時))1基~
最高速度:マッハ1.8~
最大水平速度:986kt~
巡航速度:486kt~
海面上昇率:6,400m/min~
実用上昇限度:17,700m~
フェリー航続距離:1,216nm~
戦闘行動半径:521nm~
乗員:1名~
武装~
固定武装~
コルトMk.12 20mm[[機関砲]]4門~
兵装~
翼下2ヶ所の[[ハードポイント]]に~
[[AIM-9]]~
[[AGM-12]]~
[[R-550]]~
[[R-530]]~
ズーニー・[[ロケット弾]]ポッド~
各種爆弾(250lb・1000lb・2000lb)~
等を搭載可能。~
翼下2ヶ所の[[ハードポイント]]に下記兵装を搭載可能。~
-[[空対空ミサイル]]
--[[AIM-9]]~
--[[R-550]]~
--[[R-530]]~
~
-空対地ミサイル~
--[[AGM-12 ブルパップ>AGM-12]]~
~
-爆弾・ロケット弾類。~
--ズーニー・[[ロケット弾]]ポッド~
--[[Mk.80シリーズ]](250lb・500lb・1000lb・2000lb)~
~
**バリエーション[#c093af24]
-XF-8A~
試作機。旧呼称8AXF8U-1。~
~
-YF-8A~
A型が開発試験に使用された時の呼称。~
旧呼称YF8U-1。~
~
-F-8A~
初期生産型で昼間戦闘機型。311機生産。~
旧呼称F8U-1。~
~
-YF-8B~
F-8Bの原型機。~
旧呼称YF8U-1E。~
~
-F-8B~
APS-67[[レーダー]]を装備する限定全天候能力改良型。130機生産。~
旧呼称F8U-1E。~
~
-XF-8C~
A型のエンジンを換装した改良型原型機。~
旧呼称YF8U-2。~
~
-F-8C~
エンジンをJ57-P-16に換装し、[[ベントラルフィン]]を追加した型。187機生産。~
旧呼称F8U-2。~
~
-YF-8D~
F-8Dの原型機。~
旧呼称YF8U-2N。~
~
-F-8D~
エンジンをJ57-P-20に換装し、[[FCS>火器管制装置]]をAWG-4に更新。~
[[AGM-122 SARHM>AGM-122]][[対レーダーミサイル]]の運用能力獲得。152機生産。~
旧呼称F8U-2N。~
~
-F-8E~
レーダー換装や翼下の[[ハードポイント]]の追加などの改修を行った型。~
旧呼称F8U-2NE。~
~
-F-8H~
D型よりの改装を行った型。89機改装。~
一部はフィリピンに輸出された(F-8Pとも呼ばれる)。~
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-F-8J~
E型よりの改装を行った型。~
F-8E(FN)の経験を還元。136機改装。~
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-F-8K~
C型よりの改装を行った型。~
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-F-8L~
B型よりの改装を行った型。~
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-YRF-8A~
RF-8Aの原型機。~
旧呼称YF8U-1P。~
~
-RF-8A~
機首の機関砲を撤去し、5基のカメラを搭載した偵察機型。144機製造。~
旧呼称F8U-1P。~
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-RF-8G~
RF-8Aよりの改装を行った型。73機改改装。~
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-DF-8A~
RGM-6「レギュラス」潜水艦発射型戦術[[巡航ミサイル]]誘導母機及び[[無人機]]指令母機。20機改装。~
旧呼称F8U-1D。~
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-DF-8F~
DF-8Aの性能向上型。~
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-F-8E(FN)~
フランス海軍向けのE型。42機が製造された。90年代には電子機器を更新している。~
[[ラファール]]への更新が進み、2000年に退役。~
~
-QF-8A~
A型を無人標的機に改装した型。~
旧呼称F8U-1KD。~
~
-F8U-3~
[[全天候戦闘機]]化計画に基づき、エンジンをJ75-P-6に換装、折畳式[[ベントラルフィン]]の追加など、胴体をほぼ全面的に再設計した発展型。5機のみ完成。~
より大型の[[F4H>F-4]]との競争試作に敗れ米海軍には不採用になったが、[[NASA]]の高速試験機として運用された。~
実際には表皮温度制限から実現しなかったものの、低抵抗と高[[推力重量比]]によって[[マッハ]]2.9級の速力を出すポテンシャルを有していた。~
~
-V-1000~
J79エンジン搭載するF-8の改良型。~
1970年のアメリカ空軍による海外供与機の審査に応募した機体。~
性能面では高く評価されたが、コストの面でノースロップ案の[[F-5E/F>F-5]]に敗れた。~

関連:[[A-7]] [[トンキン湾事件]] [[キューバ危機]]~


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