*&ruby(でぃーしーすりー){【DC-3】}; [#d7a75a16]
Douglas DC-3.~
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アメリカの[[ダグラス・エアクラフト社>ダグラス]]が1930年代に開発した[[双発>双発機]][[レシプロ>レシプロエンジン]][[旅客機]]。~
事実上「世界初の本格的な商業旅客機」ともいえる機体で、[[第二次世界大戦]]期にかけて10,000機以上が生産された。~
>生産機数の大部分は[[軍用機]]([[輸送機]])であり、[[アメリカ陸軍航空隊>USAAF]]では「C-47『スカイトレイン』」、[[海軍航空隊>アメリカ海軍]]では「R4D」、英国では「ダコタ」という名で呼ばれていた((後にアメリカ合衆国大統領となったドワイト・D・アイゼンハワー将軍は「第二次大戦の[[連合国>連合国(第二次世界大戦)]]の勝利に大きく貢献したのはダコタ(本機)と[[ジープ]]と[[バズーカ]]である」との言葉を残している。))。~
戦後、これらの機体が民間に払い下げられて[[旅客機]]として多く用いられた。

また、アメリカ本国のみならず、日本(昭和「零式輸送機」)やソ連(リスノフLi-2)でも[[ライセンス生産]]されていた。~
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21世紀の現代でも、[[エンジン]]を[[ターボプロップ]]に換装するなどして数百機が飛行可能な状態を維持しており、いまなお現役の機材として用いている航空会社や[[軍隊]]((一例として、南アフリカ海軍では[[対潜哨戒機]]として本機を用いている。))もある。~
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**スペックデータ [#y5ebe6aa]
|乗員|2名([[機長]]・[[副機長]])|
|乗客|21人(3列席)&br;28〜32人(4列席)|
|全長|19.66m|
|全高|5.16m|
|全幅|28.96m|
|翼面積|91.7|
|運用重量|8,030kg|
|最大離陸重量|12,700kg|
|[[発動機>エンジン]]|[[P&W>プラット&ホイットニー]][[R-1830「ツインワスプ」>ワスプ]][[空冷>空冷エンジン]]二重星形14気筒×2基&br;またはライトR-1820「サイクロン」空冷星型9気筒×2基|
|出力|1,200hp(895kW)×2|
|速度&br;(最大/巡航)|346km/h / 266km/h|
|[[航続距離]]|2,420km|
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**バリエーション [#ybcc46fb]
※軍用型は[[C-47]]の項を参照。~
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-DST:~
最初の量産型。~
寝台旅客輸送機型でエンジンはライト「サイクロン」を搭載。~
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-DST-A:~
DSTのエンジンを[[「ツイン・ワスプ」>ワスプ]]に変更した型。~
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-DC-3:~
昼間旅客輸送用の基本型。~
エンジンは「サイクロン」を搭載。~
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-DC-3A:~
エンジンを「ツイン・ワスプ」に換装した型。~
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-DC-3B:~
前部客席が寝台/座席に転換でき、後部客席は座席のみとした型。~
胴体両側の第1窓と第3窓の所に小窓が追加されているため外見からも識別できる。~
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-DC-3C:~
戦後余剰となったC-47に、民間向けの改造を施した機体。~
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-DC-3D:~
C-47の余剰部品から生産された機体。~
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-DC-3S:~
「スーパーDC-3(Super DC-3)」とも呼ばれる改良型。~
胴体を延長して30座席とし、翼端の短縮、[[水平尾翼]]の形状変更などを行った他、エンジン強化に伴うナセル形状の変更により主輪は完全引き込み式となり、尾輪も半引き込み式となった。~
性能は大きく向上したが、登場が1949年と遅く、より近代的な機体が登場し始めていたため、総生産数は4機のみに終わる。~
試作1号機はYC-129の名称で[[アメリカ空軍]]に転売され、YC-47Fと改称されて審査を受けた後、[[アメリカ海軍]]へ譲渡されR4D-8の原型機となった。~
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-ベイズラー BT-67:~
エンジンを[[ターボプロップ]]に換装した型。~
エンジンは[[プラット&ホイットニー・カナダ>プラット&ホイットニー]]PT6A-67Rを使用し、プロペラは5翅ブレードのものに変更された。~
また、重心の関係でオリジナルのレシプロエンジンより前に突き出したため、[[コックピット]]がプロペラの回転面より前に来るよう前部胴体が延長された。~
燃料タンクも増設されて、航続距離も大幅に伸びている。~
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-コンロイ トライ・ターボ3:~
中古の[[ビッカース]][[バイカウント]]から取り外したプラット&ホイットニー・カナダのPT6A-45を既存のエンジンと交換するだけでなく、機首にも追加し三発機とした型。~
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