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*&ruby(しーつー){【C-2】}; [#ffb2f4ff]
+Grumman C-2 "&ruby(グレイハウンド){Greyhound};".~
[[グラマン]]社が生産し、アメリカ海軍航空隊で運用されている[[ターボプロップ]][[輸送機]]。~
愛称はアメリカの大手長距離バス会社の社名から名づけられた。~
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洋上を航行する[[航空母艦]]へ人員や補給物資を輸送する「COD(Carrier on Delivery)」として、[[E-2]]「ホークアイ」[[早期警戒機]]をベースに製作された。~
1962年に29機の発注を受けたが、1967年までに17機を生産したところでいったん調達は打ち切られた。~
しかし、機体の老朽化及び前任の[[C-1]]退役に伴い((この間、機体の不足を補うために[[S-3]]「ヴァイキング」[[対潜機>対潜哨戒機]]から6機が「US-3A」に改造されたが、搭載力が不足していてあまり活躍できなかった。))、1982年に生産の再開が決定され、1984〜1990年に39機の後期型が生産された。~
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+川崎C-2。~
[[川崎重工>川崎重工業]]と[[防衛省]]技術研究本部を中心に、現在[[航空自衛隊]]が運用している[[C-1]]の後継として開発が進められている国産の[[輸送機]]。~
2010年1月26日に初飛行し、2013年以降の実戦配備に向けて開発が進行している。~
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民間機向けの高速航路を利用出来るように、巡航速度を[[マッハ]]0.8と高くされているほか、[[C-1]]譲りの[[短距離離着陸>STOL]]性能(一説では500mほどで離陸が可能といわれている)、高機動などの飛行性能を持っているともされる。~
[[海上自衛隊]]向けに開発されている新型[[哨戒機]]「[[P-1]]」とは、尾翼主構造や[[コックピット]]の一部など、コンポーネントの共通化が図られており、トータルコストを削減する施策が施されている。~
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なお、[[ELINT]]機型や[[E-8]]のような陸上部隊用指揮・管制機型、民間輸送機型といった派生型の開発も検討されている。~
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現在公表されているデータでは、[[航続距離]]・[[積載貨物量>ペイロード]]・離陸滑走距離といったスペックにおいて、(空自をはじめとした西側世界各国の空軍で運用されている)アメリカ製のロッキード[[C-130]]「ハーキュリーズ」の最新型をしのぐ能力を獲得することとされており、この通りに実用化されれば、これまで[[C-1]]、[[C-130]]、[[YS-11]]を使ってきた空自輸送部隊の大幅な戦力アップが期待できると見られている。~
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なお、同機は2014年から航空自衛隊美保基地(鳥取県)に順次配備される予定である。~
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関連:[[P-1]]~
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スペックデータ~
|製造|[[川崎重工>川崎重工業]]|
|乗員|3名([[機長]]・[[副操縦士>副機長]]・[[ロードマスター]])|
|全長|43.9m|
|全高|14.2m|
|全幅|44.4m|
|空虚重量|60.8t|
|最大離陸重量|141t|
|貨物室サイズ|16m×4m×4m|
|ランプ長|5.5m|
|最大[[ペイロード]]|37.6t|
|エンジン|GE・アビエーション CF6-80C2K1F 高バイパス比[[ターボファン]]エンジン×2基|
|巡航速度|[[マッハ]]0.8|
|巡航高度|12,200m|
|[[航続距離]]|10,000km(フェリー時)&br;8,900km(12t積載時)&br;6,500km(30t積載時)&br;5,600km(37t積載時)|
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