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*&ruby(ひょうてきき){【標的機】}; [#a82b16c5]
[[軍用機]]や艦船、地上部隊の対空射撃訓練、または対空ミサイルの実験・試射の際に標的として使われる機体。~
専用のターゲット[[ドローン]]、もしくは通常の航空機を無線操縦に改造したフルスケール[[ドローン]]が使われる。~
しかし、過去には[[爆撃機]]の[[ガナー]]の訓練用として、特殊な訓練弾の着弾を機体表面のタッチセンサーで捉える有人の機体もあった。~
[[銃砲>ガン]]や[[ミサイル]]の試射・射撃訓練を行う際に標的として使われる機体。~
現代では専用の、もしくは通常の[[航空機]]を改造した機体が使われ、基本的に[[無人機]]である。~
空戦演習が可能な[[無人機]]が登場したのは比較的最近であり、過去には教官の搭乗する有人機である場合もあった。~
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その言葉のイメージから「一回こっきりの飛行で[[撃墜]]されるもの」というように捉えられがちであるが、実際には任務終了後に回収・再利用されるケースも多々ある。~
(標的機に積まれたテレビカメラが「実況中継」をしてくれているので「十分撃墜可能な距離で標的機をかすめる」「一定時間[[ロックオン]]を継続する」などの条件を満たせば「撃墜」とみなせる)
視認性を高めるために[[黄色・赤などの派手な色で塗装>ハイビジ塗装]]される事が多い。~
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演習で実弾を使って本当に[[撃墜]]する事は滅多になく、普通は再利用を念頭に置いて使われる。~
カメラやセンサーで記録を取り、その挙動が[[撃墜]]と判定するに相応しいか検証する。~
その場合、模擬弾を使って訓練するか、[[ロックオン]]のみ行い実射は行わないのが一般的。~

>過去には訓練弾の着弾を機体表面のタッチセンサーで捉える有人機もあった。

とはいえ用途の性質上、何らかの事故で[[墜落]]に至る可能性は否定できない。~
また、耐久性能、[[兵器]]による破壊現象、[[墜落]]の過程などを検証するために意図して[[撃墜]]されることもある。


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