【操縦桿】(そうじゅうかん)

主に航空機の操縦に用いられる舵の一種。
補助翼昇降舵に接続されており、機体のロールピッチを制御する。
また、機銃ミサイルの発射トリガーとなるスイッチ類を内蔵している場合もある。

典型的にはコックピットで操縦席の足の間から棒が伸びている。

操縦輪に比べて精密な制御が困難*1な反面、機敏な操作が可能である。
このため、主に空戦を想定して戦闘機などに採用される。
近年ではフライバイワイヤーによる補助を期待して、大型機でも操縦桿が採用する機種が少なくない。

関連:サイドスティック サイクリック


*1 人間工学的に見て、自在に動く可動範囲内のどこか一点に留めておく、という操作が難しい構造になっている。
  特に緊急事態では、可動域の限界まで勢いよく押し込んでしまう事が多い。


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