【推力重量比】(すいりょくじゅうりょうひ)

エンジンの性能指標の一種。「エンジン推力÷重量」。単位はG
この重量はエンジン自体の重量である事もあれば、機体総重量である場合もある。

エンジン単体での推力重量比は、そのエンジンによって理論上到達し得る最大の加速度を意味する。
機体における推力重量比は、その機体が運用上発揮し得る最大の加速力を意味する。

重力(地球上では1G)よりも大きな推力重量比の機体は、を持たずに推力のみで離陸する事ができる。
飛行機であれば、1G以上の推力重量比があれば機首を真上に向けての垂直上昇が可能となる。

ただしこの概念は抗力位置エネルギー・遠心力などから受ける影響を考慮していない。


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS