【銃身 】(じゅうしん)

barrel

銃器の構成部品の一つで、銃弾が通過していく筒部分。
材質は主にクロムモリブデン鋼やステンレス鋼で、内側にライフリングが刻まれている*1

威力と弾道の安定の為に重要な役割を果たすので、十分な銃身長が確保されていることが望ましい。
小型化の為に銃身を短く設計することは珍しいことではないといえ、極端な短銃身は、後述の通りデメリットが多く、携帯性最優先の近接戦用など、特殊なケース以外では短銃身化は程々に留まることが多い。
ただ、取り回しの面からも射撃性能の面からも、長ければ良いという訳でもない。

短銃身化によるデメリット

銃身長を短縮することにより、次のようなデメリットがあるといわれている。

  • 射程の短縮、照準線短縮によるオープンサイト射撃時の命中精度低下等、全体的に遠距離射撃性能が低下する。
  • 銃声やマズルブラストがより激しくなる。
  • スライドを引くのが一層キツくなる(半自動式拳銃の場合)。
  • 弾道の不安定化や信頼性の低下を招く(自動小銃の場合)。

*1 散弾銃や砲身では、使用弾種の都合で敢えてライフリングを刻んでいない場合がある。

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