【銃剣】(じゅうけん)

bayonets
小銃の先端付近に装着される刀剣。「剣」とは言うが、見た目や扱い方は槍に近い。
刀身はもともと突き刺すためのもので、切り裂く事もできなくはないが切れ味は鈍い。

戦場における白兵戦の主力であり、発明以来数百年ほとんど形を変えずに現代でも使用されている。
現在では小銃の小口径化に伴い、ナイフタイプのやや小型な物が主流。
栓抜きや、ケースと合わせてワイヤーカッターとして使用できるなど、多機能化されている。
その他の用途として、缶切りが無い時に缶詰の戦闘糧食を食べる場合に、缶切り代わりに使用されることもあるらしい。

なお陸上自衛隊64式小銃の銃剣は、缶に突き立てると「曲がる」という逸話がある。
この逸話故かは不明だが、後継の89式小銃のバヨネットケースには、缶切りの機能が付いているという。

蛇足だが、銃剣での戦闘を武道化した「銃剣道」なるものも存在する。


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