【三面翼】(さんめんよく)

Three surface(スリー サーフェス).

戦闘機の設計思想のひとつ。
典型的な飛行機主翼尾翼に加えて、機首に先尾翼(カナード)を設置する事。

失速後の制御回復が容易で、かつ旋回が素早く機動力が高い。
一方、視界が制限される、レーダー反射面積が大きくステルス性に欠けるなどの欠点がある。
また、フライバイワイヤーの制御ルーチンが複雑怪奇で、ソフトウェア開発に多大なコストを要する。

ロシアのSu-33Su-30MKISu-35などで採用されたが、戦闘機設計の主流ではない。
珍しい例としては、翼長を短くして抗力を低減するために三面翼を採用したP.180が存在する。


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