【誤射】(ごしゃ)

銃火器やミサイルの発射時に誤って味方を撃つ等、意思外の標的を撃つこと。爆撃で発生した場合は「誤爆」と言う。

原因が操作時の誤認や命中精度にある場合は「誤射」あるいは「誤爆」、発射する意志のない状況で操作ミスや機械的欠陥によって発射されてしまった場合を「不時発射」と呼んで区別する。

航空機や艦艇ではこれを防ぐためにマスターアームスイッチ敵味方識別装置等各種安全装置が取り付けられているが、対地攻撃や陸上戦力ではそのような安全装置はほとんど機能しない*1。このため戦場における誤射の大半は爆撃機での空爆、曲射砲、歩兵の火器で発生する。


*1 陸上戦は状況が複雑化する事が多く、また敵の状況を事前に予測できない事も多いため、安全装置によるタイムロスは誤射よりも遙かに致命的になり得る

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