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*&ruby(くうていこうか){【空挺降下】}; [#yde745ce]
[[パラシュート>落下傘]]などを使って、兵員や車両・物資などを飛んでいる[[航空機]]から降ろすこと。~
敵と対峙する戦線の後方や山岳地・離島など、陸上での移動が困難で、かつ、近隣に充分な[[飛行場]]がない場所へ、急いで部隊を展開させたい場合に行われる。~
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降下中は発見されやすく無防備になるため、できるだけ早く着地させる必要がある。~
このため、空挺降下用の[[パラシュート>落下傘]]は、人間または物資が着地できる限界の速度で落ちるように作られており、ほとんど[[墜落]]していると言っても過言ではない。~
そのため、兵士には(スポーツとしてのスカイダイビングよりもはるかにレベルの高い)非常に厳しい訓練が必要となる。~
一応、兵士を乗せた航空機は降下の直前に[[失速]]ギリギリまで速度を落とすが、それでも、降下後パラシュートを開くときにかかる[[G]]は6〜12G(250km/hで飛んでいる場合)と桁外れである。~
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初期は滑空距離を延長するために[[ハンググライダー>滑空機]]が用いられたこともあったが、[[航空機]]からの降下に問題があり、現在ではほとんど用いられていない。~
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[[輸送機]]が[[着陸]]せずに飛んだまま兵員・車両・物資などを投下する事。~
投下されたものは[[パラシュート>落下傘]]などで軟着陸する。~
初期は[[ハンググライダー>滑空機]]で降下していた場合もあったが、現在ではほとんど用いられていない。~

陸上移動が困難で、近隣に[[滑走路]]を確保できない場合の緊急輸送に用いられる。~
最前線への救援や[[浸透]]任務、山岳や離島への[[展開]]が必要な場合などに行われる。

降下中は発見されやすく無防備であるため、交戦が想定される場合は迅速な降下が必要となる。~
このため、空挺降下用の[[パラシュート>落下傘]]は安全に着地できる限界速度で降下するよう設計される。~
[[空挺部隊]]の降下では、[[パラシュート>落下傘]]を開いた時に6〜12Gの衝撃を受けるという((母機が250km/hとした場合の値。))。~
これは一般的な成人男性に耐えられる限度を超えており、[[空挺部隊]]は頑健な肉体と厳しい継続的訓練を必要とする。

関連:[[第1空挺団]] [[ファストロープ]] [[HAHO]] [[HALO]] [[LAPES]] [[SAS]]~
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降下訓練中の[[陸上自衛隊]][[第1空挺団]]。


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