- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*&ruby(くちくせんしゃ){【駆逐戦車】}; [#l3a75cc4]
[[第二次世界大戦]]時に登場した[[戦車駆逐車]]（対戦車車輌）の一種。~
[[戦車駆逐車]]（対戦車自走砲）の一種。~
[[戦車]]と同様の車体により大型の砲を搭載し、敵の戦車を[[待ち伏せ攻撃>アンブッシュ]]で破壊することを主目的とする。~
~
[[重戦車]]に匹敵する防護を施され、[[砲塔]]がないため車高を低くできると同時に、射界を犠牲にしてより大型の砲を搭載することができる。~
~
ドイツ軍にて、[[突撃砲]]を戦車隊で運用し始めたときに「駆逐戦車」と呼ばれるようになったのが始まりである。~
この後、[[ヘッツァー]]、[[4号駆逐戦車]]（ラング）、[[5号駆逐戦車]]（ヤクトパンター）などの、突撃砲の装甲の薄さを改善して大口径砲を搭載した、[[戦車隊>機甲部隊]]向けの本格的な車輌が登場して各地で活躍した。~
[[第二次世界大戦]]期のドイツ軍にて、[[突撃砲]]が[[戦車隊>機甲部隊]]で運用されることとなった際、駆逐戦車を意味する「&ruby(ヤークトパンツァー){Jagdpanzer};」と呼ばれるようになったことが由来。~
以降、[[ヘッツァー]]、[[4号駆逐戦車>4号戦車]]、[[5号駆逐戦車「ヤークトパンター」>5号戦車]]などの、突撃砲の装甲の薄さを改善して大口径砲を搭載した、[[戦車隊>機甲部隊]]向けの本格的な車輌が実用化、戦車隊の中核的戦力となった。~
#ref(http://www.masdf.com/altimeter/iwmlondon/IMG_4949.jpg,600x400);~
(ヤークトパンター)
~
**主な種類 [#rceed079]
***[[第二次世界大戦]]時に登場したもの [#j770b939]
-ドイツ
--IV号駆逐戦車
--ヤークトパンター
--38式軽駆逐戦車ヘッツァー
--エレファント/フェルディナント重駆逐戦車
--ヤークトティーガー
--E-10（計画のみ）
--E-25（モックアップのみ完成、試作車の組み立て中に終戦）~
~
-ソ連
--SU-85
--SU-100
--SU-122
--SU-152
--ISU-122
--ISU-152~
~
-アメリカ
--[[M3 GMC>M2ハーフトラック]]((Gun Motor Carriage（機動砲架）の略。))
--M6 GMC
--M10 GMC
--M18 ヘルキャット
--M36 ジャクソン
--T95駆逐戦車
~
-イギリス
--ウルヴァリン（レンドリースされたM10 GMC）
--アキリーズ（M10 GMCに17ポンド砲を搭載した型）
--A39 トータス重駆逐戦車
--FV4101 チャリオティア駆逐戦車~
~
-日本
--三式砲戦車 ホニIII
--試製新砲戦車(甲) ホリ（五式砲戦車とも。製作途中で終戦）
--ジロ車（採用されず）
~
-イタリア
--セモヴェンテ da 75/46~
~
-ルーマニア
--マレシャル駆逐戦車
--TACAM R-2
--TACAM T-60~
***[[第二次世界大戦]]後に登場したもの [#jd657561]
-ドイツ
--カノーネンヤークトパンツァー
~
-アメリカ
--M50「オントス」
--M56「スコーピオン」
~
-ソ連/ロシア
--SU-122-54
--ASU-57
--ASU-85
--[[IT-1>T-62]]
~
-日本
--[[60式自走無反動砲]]
~
-スウェーデン
--Ikv-91
~
(5号駆逐戦車「ヤークトパンター」)
