【ライフリング】(らいふりんぐ)

rifling.

銃身内部に刻まれた溝やねじれ。
発射される弾丸はその形状に沿ってねじれ、回転しながら飛んでいく。

これによってジャイロ効果が発生し、弾道がブレにくくなり有効射程が向上する。
一方、初活力の一部が摩擦熱と回転運動に変換される事で破壊力はやや低下する。
また、間接砲撃に使用すると速度が低下するため飛距離が伸びず、有効射程を低下させる事になる。
成形炸薬弾装弾筒付翼安定式徹甲弾などの特殊な砲弾を利用する用途にも向かない。

ライフリングされた銃から発射された弾丸には、銃身との摩擦で生じた傷(線条痕)が残る。
この傷は同じ型式でも個々の銃身ごとに差異があり、鑑識によって発射した銃を同定する事ができる。

主な形式

  • エンフィールド型:銃身に螺旋状の溝を切るタイプ。現在における主流
  • メトフォード型:銃身に波状の凹凸があるタイプ。
  • ポリゴナル型銃身が円形ではなく、ねじれた多角形になっているタイプ

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