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【モスクワ】
旧ソ連が開発した軽空母。
ロシア海軍では武装が強力なためか対潜巡洋艦(ロシア語でProtivolodochnyy kreyser=PKR)と言う。
モスクワ級はヨーロッパ方面で活動しているアメリカ・イギリス等の戦略ミサイル潜水艦に対抗するために開発(Nevskoye計画と言う)されたもので、1番艦「モスクワ」(1967年)と2番艦「レニングラード」(1968年)がニコライエフ造船所?で製造された。
この後も3番艦以降の量産化計画が有ったが、財政的な面とアメリカ・イギリスの戦略ミサイル潜水艦の弾道ミサイルの射程が伸び、ソ連海域で戦略ミサイル潜水艦は現れなくなったため計画は中止されている。
この艦は通常動力なのでタービンエンジン?を搭載しており、さらに当時のソ連海軍艦艇の中では最大の大きさとなった。武装は設計思想どうり対潜攻撃に力を入れておりRBU6000?対潜ロケット・FRAS-1?対潜ロケット(核爆雷?弾頭を搭載可能)の他、艦載機のKa-25ホーモン対潜ヘリコプター(通常時14機程、最大で18機搭載)からは450mm対潜魚雷・核爆雷?を搭載できる。このように対潜攻撃能力は高いが逆に対空攻撃能力は低く、対艦攻撃能力については全く無い。
就役当時は北海艦隊・バルチック艦隊等に所属し主にバルト海・北海の哨戒任務にあたっていたが、1973年の第四時中東戦争?後では中東地域に出現している。現在では全艦が退役し、その任務は後継のキエフ級に受け継がれた。
ロシア海軍
- 1番艦 1968年就役? バルチック艦隊? モスクワ(1990年代初期に退役)
- 2番艦 1969年就役? バルチック艦隊? レニングラード(1990年代初期に退役)
モスクワ(兵装)
- RBU-6000?対潜ロケット
12連装ロケット発射機2基
- FRAS-1?対潜ロケット
ロケット発射機1基(20発)
- 57mm連装砲
2基