*&ruby(ふぉっかーえふにじゅうなな){【フォッカーF27】}; [#t346c616]
Fokker F27 Friendship.~
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オランダの航空機メーカー「フォッカー社」が1950年代に開発・生産した小型の[[双発>双発機]][[ターボプロップ]][[旅客機]]。~
オランダの他、アメリカの[[フェアチャイルド・ヒラー社>フェアチャイルド]]でも「FH227」として[[ライセンス生産]]された。~
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本機は、当時老朽化・陳腐化が進んでいた[[ダグラス]][[DC-3]]([[C-47]])の代替となる市場を目指して開発された。~
[[客室>キャビン]]からの視界の良さをアピールするため主翼を[[高翼]]配置にしているのが特徴であった。~
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[[ロールス・ロイス]]「ダート」[[ターボプロップ]]を搭載し、28席の与圧客室を持った原型機は1955年11月に[[初飛行]]。~
その後、改良を加えて座席数を44席に増やした量産型が1958年にエア・リンガスに就航した。~
また、1956年にはアメリカのフェアチャイルド・ヒラー社と契約し、1958年から「FH-227」の名称でライセンス生産も始められた(206機生産)。~
最終的に、蘭・米合わせて786機が生産された。~
>ライバル機として[[YS-11]]やホーカー・シドレーHS748、[[アントノフ]][[An-24]]などがあったが、後継機の[[フォッカー50]]((最終的には1996年のフォッカー社倒産まで生産されていた。))を含めると最も長く生産されていた。

日本では[[全日本空輸]]が1961年から25機((なお、同社は本機最大のカスタマーでもあった。))を採用し、国内ローカル線に投入した((ライバルの[[日本航空]]は当時、国内線にレシプロ機を用いており、その点で優位に立っていた。))他、鹿児島〜[[那覇>那覇空港]]の国際線((当時、沖縄はアメリカ合衆国の統治下にあった。))にも就航させていた。~
全機の総飛行距離は延べ1億5000万kmにも達し、ピーク時は全日空の総旅客の半数が本機に搭乗していたという。~
また、大韓民国の[[フラッグキャリア]]・大韓航空も日本への乗り入れ路線に使用していた。~
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**主なオペレーター [#fda78b45]
-民間
--[[全日本空輸]]
--大韓航空
--パキスタン国際航空
--[[KLMオランダ航空]]
--スカンジナビア航空
--サベナ・ベルギー航空
--[[エールフランス]]
--エアリンガス
--ブラーセンズ航空
--ヴァリグ・ブラジル航空
--TAM航空(現:LATAMブラジル)
--ミャンマー航空
~
-政府・軍
--[[アメリカ陸軍]](C-31Aの名称で使用)
--[[アメリカ海軍]](UC-27の名称で使用)
--[[イラン陸軍>イラン軍]]
--インドネシア空軍
--オランダ空軍
--タイ海軍
--パキスタン海軍
--ミャンマー空軍(FH-227も運用)

**スペックデータ [#s9db8c22]
|>|CENTER:''F27''|
|乗員|2〜3名|
|乗客数|48〜56名|
|全長|25.06m|
|全高|8.72m|
|翼幅|29m|
|翼面積|70|
|空虚重量|11,204kg|
|最大離陸重量|19,773kg|
|[[エンジン]]|ロールス・ロイス [[ダートMk.532-7>ダート]][[ターボプロップ]]×2基&br;(出力2,250hp(1,678kW))|
|巡航速度|460km/h|
|[[航続距離]]|2,600km|
|[[上昇率]]|7.37m/s|
~
|>|CENTER:''FH-227E''|
|乗員|2名([[機長]]、[[副機長]])|
|乗客数|52名(座席ピッチ72cmの場合)&br;56名(最大)|
|[[ペイロード]]|5,080kg|
|全長|25.50m|
|全高|8.41m|
|翼幅|29m|
|翼面積|70|
|空虚重量|10,398kg|
|最大離陸重量|19,730kg|
|[[エンジン]]|ロールス・ロイス [[ダート RDa.7 Mk.532-7L>ダート]][[ターボプロップ]]×2基&br;(出力2,300hp(1,715kW))|
|超過禁止速度|532km/h|
|最大速度|473km/h|
|[[巡航速度]]|435km/h|
|[[失速]]速度|140.5km/h|
|[[航続距離]]|1,055km(最大ペイロード)&br;2,665km([[燃料]]最大時)|
|[[上昇限度]]|8,540m|
|[[上昇率]]|7.9m/s|

**バリエーション [#a90b7f19]
-F27-100:~
初期量産型。~
~
-F27-200:~
エンジンをロールス・ロイス ダート532に換装した型。~
~
-F27-300:~
F27-100の貨客両用型。~
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--F27-300M「トループシップ」:~
オランダ空軍向け[[輸送機]]型。~
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-F27-400:~
貨客両用型。ダート7エンジンと貨物ドアを装備。~
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--F27-400M:~
軍用型。~
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-F27-500:~
胴体延長モデル。~
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--F27-500M:~
軍用型。~
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-F27-600:~
F27-200の貨物ドアを拡大した貨客両用型。~
~
-F27-700:~
F27-100の貨物ドアを拡大した貨客両用型。~
~
-マリタイム:~
[[海洋哨戒機>哨戒機]]型。~
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--マリタイム・エンフォーサー:~
[[対潜哨戒機]]型。採用国無し。~
~
-F-227:~
フェアチャイルド・ヒラー社での[[ライセンス生産]]型。~
~
--FH-227:~
F-227の長胴型。~
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-C-31A:~
F27-400Mの[[アメリカ陸軍]]での名称。~
[[パラシュート部隊>空挺部隊]]のショー用の輸送機として用いられた。~
~
-UC-27:~
FH-227の[[アメリカ海軍]]での非公式名称。~
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