【ハープーン】(はーぷーん)

Harpoon
アメリカで開発された対艦ミサイルで、シースキミングミサイルの代表

マクダネル・ダグラスを中心とした契約会社で1965年に開発を開始し、1977年から実戦配備を開始。
ターボファン推進、終端アクティブレーダー?方式を採用。タイプは大別して艦上発射型のRGM-84、空中発射型のAGM-84、海中発射型のUGM-84がある。うちRGM-84UGM-84には固体燃料の加速用ブースターが付いている。

配備開始から30年以上経過しているが、Block 1B、Block 1C、Block 1D、と段階的に能力向上が図られており、沿岸防衛の地上発射型などのバリエーションとして開発されている。1990年にはAGM-84を応用して赤外線シーカーやデータリンクなどと組み合わせ対地攻撃型としたAGM-84E SLAM、さらに改良を加え射程も延長したAGM-84E SLAM ERなども開発された。また、飛翔の為の主翼とフィンをたたんだまま発射(直後に展開)することなどから、専用キャニスター以外の、スタンダードSAMアスロック?ランチャー、VLSからも運用可能であり、現在まで6000発以上が製造され旧西側諸国の代表的な対艦ミサイルとして君臨している。


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