【トップアタック】(とっぷあたっく)

戦車などの装甲車輌や艦艇を攻撃する際に、目標の上面を狙って攻撃すること。

戦車装甲は原則として、戦車同士が正面から撃ち合うことを前提としているため、正面の装甲が特に強く造られている。
逆に言えば上面・側面・後面などの装甲は比較的薄いわけで、特に上面は露出面積が広い割に正面ほど装甲が厚くないため、戦車の大きな弱点となっている。
この弱点を狙い、航空機や地形の高低差を利用して敵戦車を攻撃すれば、比較的容易に装甲を貫通することができる。*1

また艦艇の場合は機関部が喫水線下に配置されている一方で、それ以外のバイタルパートは上部構造物に集中しているものが多く、喫水線下を狙えない場合は上方から攻撃したほうが効率的にダメージを与えることができる。

近年では、目標近くで高度を上げて自動的にトップアタックをする対戦車ミサイル対艦ミサイルも増えている。


*1 防御上の弱点を突く他に、砲弾やミサイルを撃ち下ろす事で位置エネルギーによる破壊力の増大を図る効果もある。

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