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【チャレンジャー1】 †
チャレンジャー1はイギリス陸軍の主力戦車で1983年に装備が始まり1990年までに試作車を含み420両が生産された。
本車は当時イスラム革命でキャンセルされてしまったイラン向け開発中のチーフテン改良型シール1及びシール2戦車をベースにして開発され、弾道コンピュータは新型を搭載しているが、主砲はチーフテンと同じく55口径120mmライフル砲L11A5を採用、FCSも同じものを踏襲している。
また、西側戦車としては初めて、各種素材をサンドイッチ構造とした「チョーバム・アーマー」と呼ばれる複合装甲を採用した。
本車は当初、CAT（Canadian Army Trophy）射撃競技会などでM1やレオパルト2に大差を付けられ、その能力に疑問符が付けられていたが、1991年の湾岸戦争地上戦では、1両の損失も無く、200両近いイラク軍戦車を撃破し、さらに5000mの距離からT-55を撃破するという高い能力を発揮し、そんな不評を払拭することに成功した。
現在はすべて後継のチャレンジャー2へと交替している。
