• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(きんだ){【キンダ】}; [#pcdf80c0]
旧ソ連が開発した、大型の[[ミサイル巡洋艦>巡洋艦]]。~
旧[[ソ連軍]]/ロシア海軍で運用されていた[[ミサイル巡洋艦>巡洋艦]]。~
[[NATOコード]]では「キンダ」級、ロシアでは「グロズヌイ」級またはプロジェクト58型と呼ばれる。~
[[第二次世界大戦]]後に建造された「[[スヴェルドロフ]]」級(プロジェクト68-bis型)以来、10年ぶりに建造された艦である。~
1961年からジュダーノフ造船所で建造され、当時では最新の[[艦艇]]だったが、現在では製造された全艦が老朽化により退役している。~
~
今までの[[艦艇]]より[[レーダー]]((ロシア独特のピラミッド型[[レーダー]]構造は、この艦から始まったといえる。))・[[ECM]]機器・兵装を多数取り込んだ。~
本型は対水上戦に重点を置き、アメリカ・イギリスなどの[[機動部隊]](特に[[航空母艦]])対策を重視して、世界で初めて実用レベルの[[艦対艦ミサイル]]である「P-35『プログレス(SS-N-3B)』」を搭載している。~
対空兵器として、前甲板には[[M-1「ヴォルナ(SA-N-1『ゴア』)>SA-3]]艦隊防空ミサイル・システム用のZIF-101 連装発射機を1基、後甲板にはAK-726 60口径76mm連装[[高角砲>高射砲]]2基を背負い式に配置している。~
~
艦載機として[[ヘリコプター]]1機の搭載能力を持ち、主に[[対潜ヘリコプター]]または[[対艦ミサイル]]の[[中間誘導]]用ヘリコプターを運用する。~
~
主な戦歴ではユーゴスラビア空爆(1999年)の際、黒海艦隊の「アドミラル・ブロフコ」が[[カシン型>カシン]]や[[クリヴァク型>クリヴァク]]とともに、[[情報収集艦]]の援護としてアドリア海に展開している。~
~
**スペックデータ [#sd659b48]
|[[排水量]]&br;([[基準>基準排水量]]/[[満載>満載排水量]])|4,400t/5,500t|
|全長|142.7m|
|全幅|15.8m|
|吃水|5.3m|
|機関|[[蒸気タービン]]方式(91,000馬力)&br;KVN-94/64型ボイラー×4基(64kgf/c屐470℃)&br;TV-12型蒸気タービン×2基(出力45,000hp)&br;スクリュープロペラ×2軸推進|
|最大速力|34[[ノット]]|
|乗員|339名(うち士官27名)|
|兵装|AK-726 76mm連装砲×2基&br;[[AK-630M 30mmガトリング砲>AK-630]]([[CIWS]])×4基&br;SM-70 4連装[[ミサイル]]発射機×2基&br;([[P-35「プログレス」(SS-N-3B「シャドック」)>SS-N-3]][[SSM>艦対艦ミサイル]]×16発)&br;ZIF-101 連装ミサイル発射機×1基&br;([[M-1「ヴォルナー」(SA-N-1「ゴア」)>SA-3]]用)(V-600[[SAM>艦対空ミサイル]]×16発)&br;[[RBU-6000「スメルチ2」>RBU-6000]] 12連装対潜[[迫撃砲]]×2基&br;(RGB-60対潜ロケット×96発)&br;3連装533mm[[対潜魚雷]]発射管×2門(SET-65型または53-65K型魚雷×6本)|
|[[C4Iシステム>C4I]]|「プランシェート58」戦術情報処理装置|
|[[レーダー]]|MR-300「アンガラ」対空・対水上捜索用レーダー×2基&br;「ドン-2」航海用レーダー×1基|
|[[FCS>火器管制装置]]|4R90×1基(SAM用)&br;4R44×2基(SSM用)&br;MR-105「ツレル」×1基(主砲用)&br;MR-123×2基(CIWS用)|
|[[ソナー]]|MGS-572型×1基(4番艦のみ)|
~
**同型艦 [#qd3b32f6]
|CENTER:※|CENTER:艦番号|CENTER:艦名|CENTER:起工|CENTER:進水|CENTER:就役・再就役|CENTER:除籍|CENTER:所属|
|1番艦|CENTER:780|グロズヌイ&br;<<Грозный>>|1960.2.|1961.3.|1962.12.|1991.6.|バルト艦隊|
|2番艦|CENTER:781|アドミラル・フォーキン&br;<<Адмирал Фокин>>|1960.10.|1961.11.|1964.11.|1993.6.|太平洋艦隊|
|3番艦|CENTER:782|アドミラル・ゴロフコ&br;<<Адмирал Головко>>|1961.4.|1962.6.|1964.12.&br;1995.|2002.|黒海艦隊|
|4番艦|CENTER:783|ワリャーグ&br;<<Варяг>>|1961.10.|1963.4.|1965.7.|1990.4.|太平洋艦隊|
~

[[NATOコード]]では「キンダ級」だが、ロシアでは「グロズヌイ級」またはプロジェクト58型と呼ばれている。~
1961年からズダノフ造船所で建造され今までの[[艦艇]]より[[レーダー]](ロシア独特のピラミッド型[[レーダー]]構造は、この艦から始まったといえる。)・[[ECM]]機器・兵装を多数取り込んだ。~
特にアメリカ・イギリス等の空母機動艦隊を攻撃する[[対艦ミサイル]]に力を入れており、搭載されているP-35 プログレス([[SS-N-3B]]シャドック)[[艦対艦ミサイル]]がソレにあたる(実用化した[[艦対艦ミサイル]]を搭載した巡洋艦は世界初)。~
対空装備としては[[SA-N-1>SA-3]]ゴア(M-1 ヴォルナー)[[艦対空ミサイル]]1基と76mm連装砲2門、AK-630 30mmガトリング砲[[CIWS]]4門を搭載する。~
後部甲板にはヘリポートがあり、限定的ではあるが運用能力を持ち、主に[[対潜ヘリコプター]]や対艦ミサイル中間誘導用ヘリコプターを1機搭載する。~
当時では最新の[[艦艇]]だったキンダ級だが、現在では旧式の分類に入っており製造された全艦が退役している。最後に残っていた艦は1995年に現役復帰した黒海艦隊の3番艦「アドミラル・ゴロフコ」で2002年に除籍された。~
ロシア海軍~

-1番艦 1962年就役 バルチック艦隊 グロズヌイ(1991年退役)
-2番艦 1964年就役 太平洋艦隊   アドミラル・フォーキン(1994年退役)
-3番艦 1964年就役 黒海艦隊    アドミラル・ゴロフコ(1995年復帰、2002年退役)
-4番艦 1965年就役 太平洋艦隊   ワリャーグ(1994年退役)

ヴァリヤーグ(兵装)~
--P-35 プログレス([[SS-N-3B]]シャドック)[[艦対艦ミサイル]]~
4連装ミサイル発射機2基(16発)

--ZIF-101 M-1「ヴォルナー」([[SA-N-1>SA-3]]ゴア)[[艦対空ミサイル]]~
連装ミサイル発射機1基(24発)

--12連装[[RBU-6000]]対潜ロケット発射機~
2基

--3連装533mm[[対潜魚雷]]3連装発射管~
2門

--76mm連装対空水上砲~
2基(4門)

--AK-630 30mm [[CIWS]]~
4基


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS